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1998年11月21日−−−−−米国旅行の為しばし更新をお休みしていました


 11月5日より米国に行っていました。今まで仕事では東海岸(ボストン、ニューヨーク)や西海岸(サンフランシスコ、ロサンジェルス、サンディエゴ)には行く機会がありましたが、アメリカ中西部にはとんと縁がありませんでした。今回テキサスに尋ねた友達と前回会ったのはずいぶんと前のこと。数日間でしたがその友達のお陰でとても楽しい思い出に残る旅をすることが出来ました。

 彼が住んでいるのは、あのケネディー大統領が暗殺されたあのダラスから車で西に3時間ほど行った小さな町。なんでも人口3000人程の田舎の町。家のドアにこそ鍵をかけるものの外に駐車してある車などは鍵はかけていないという。ゆったりとした敷地に素敵な家が建っていました。

 ここから彼のキャンピングカーでさらに西へ走り、ニューメキシコ州に少し入ったところにある国立公園へ。なんとなく「風の谷のナウシカ」を思い出させるような風の強い場所でした。夜、駐車場から木立のなかにちょとだけ移動して空を見上げると満天の星空。都会生まれの私にとっては夜空にはこんない沢山の星があることを初めて知りました。天の川もはっきりと帯状に見えたんです。

 翌日はトレッキング。数時間かけて山3つを越えてひときわ高い山の頂上まで上ってみました。そこから見る地上はとにかく広い大地がゆるやかに波打っていて、まるで大海を見るようでした。午後、トレッキングから帰ってみてビックリ。強風にあおられたキャんピングカーがなんとひっくり返っていたんです。ポップアップ式の屋根がつぶれてしまったのでキャンプは中止にしました。パークレンジャーの人もこんなことは初めて、とビックリしていました。それにしても友人のユーモアのセンスには脱帽。このハプニングにもパークレンジャーの「何か貴重品は入ってなかったの?」の質問に対し「カナディアンクラブ(ウイスキィー)がね」と答えていました。

 そこからほとんど真直ぐな道を2時間程もどって町に出ました。ちょうど日も落ちていたのでまずは腹ごしらえとピッツァハットへ。ところがここでもハプニング。食事を始めたところで停電。非常用のランプの明りの下での食事でした。友人が腰にぶらさげていた小型懐中電灯をウエイトレスに貸して上げたおかげで、ビール代はタダにしてもらえました。食後このレストランで近場のホテルを紹介してもらい、その夜はここで安眠。

 翌日、翌々日は彼の住む町に戻る道すがら、あちこちに立ちよってみました。綿畑を始めてみたり、西部劇に出てくるような保安官事務所そのもの(歴史的な建物として保存してある)を見たり、当時の馬車に腰掛けてみたりしながら、古き西部の様子をしのびました。また、かつては繁栄していたであろう町ベアーズでは、その昔駅舎として使っていたであろう建物(現在は地元商工会議所が保存)へつづく道の両脇にある何軒かのアンチークショップにも立ち寄り、石油で多儲けした時代の遺産なのか、豪華な調度品の数々を見ながら、当時の時代に思いを追ってみました。

 日本でもそうですが、外国の旅後者が行くような場所と我々が日常行く場所とは異なりますが、地元の人間である友人がいたおかげで、テキサスのそれも田舎町に住む人々の生活の一端をかいま見ることができました。

 今回の旅行では、いろいろ貴重なものを見、貴重な体験もしましたが、とうていここでは書き切れませんし、またこのホームページの本来のテーマとも違いますので、こんなところで終わりにしたいと思います。

 しばしホームページの更新が止まっていましたが、また今まで同様に更新作業をつづけていきたいと思います。よろしくお願いします。


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