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1999年08月14日−−−−−癒しの島

「癒しの島写真展」がこの8月、東京・新宿の伊勢丹本店で開催(8月26日〜31日)されるとのこ
と。 ※ただし「マナ島」の紹介ではありませんので。

日経ビジネス誌に紹介があったが、クワイエットピクチャー(静謐な写真)が注目されているという。こ
れは、見るだけで心が落ち着き、どこか共感を覚えさせる写真のことで癒しの効果があると言われてい
る。その中でも特に「南の島の景色」が見るものを非現実の世界に引き込む力があるのだそうだ。ここで
いう南の島といっても、ハワイやグアムのように観光客が溢れている島ではだめなのだ。自然がほとんど
手付かずで残っている島ほどその効果が高いのだそうだ。

この話しをきいて「マナ島」の癒しの効果の裏付けが分かった。もっとも最近のマナ島は、どうもハワイ
やグアムの方向を指向して設備を充実させてくれている。便利になることそのこと自体はビジターとして
有難いのだが、その分ホテルとしては採算を取る為に多くの客を集める必要が出てくるのではないだろう
か。やはりマナ島は、この島の(島の人達も含め)自然が残されていることが良さであり、その自然が作
り出す癒しの効果を求めて私などはこの島をおとずれてきた。その為には多少の不便は気にならない方
なのだが。


人間(客)の欲求というものはとどまるところがない。宿泊客の要望を聞いて、設備を充実させることは
一見顧客志向のようでいて、本来のマナ島の良さを消してしまいかねない。そしてついにはハワイのミニ
チュア版つまり本来の良さも消え、はたまたハワイの近代性に遠くおよばない中途半端なものになりはし
ないだろうか。これを防ぐには、どこかに均衡点を見つけ、それ以上に観光客の数を増やさずに維持でき
る体系を作り出す必要があるのでは。

やはりマナ島はこの島の良さを理解する人の為の「穴場」である方がいいと最近の私は思い始めている。
それは島のサイズからしても数の論理が受け入れられないことは理解できるからだ。その意味では最近の
当ホームページへのアクセス数の増加なども、当ホームページ開設の趣旨とは逆に作用してきているのか
もしれない。もしそうであるならば、適当なところでこのホームページも停止してしまった方が良いのだ
ろうか。

皆さんのご意見をお待ちしています(参考:癒しの海

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