1999年12月14日−−−−−マナ温泉?
先週、社員旅行で箱根へ1泊旅行をした。私の所属する外資系コンピュータソフト会社での社員旅行、行き
先は箱根、メンバーは社員プラス家族。なんとなく変わった社員旅行というのが私の印象だった。
社員の3割が外人。泊まったところはホテルと名前は付いていても、それはそこ、日本の、しかも温泉地の
ホテルである。中味は和洋折衷。しかし彼等、とっても自然に日本に溶け込んでくる。各自自分の部屋へ行き、そこで浴衣に着替え、大浴場へ向かう。「温泉っていいね〜」と言っていた。
さて、ここはマナ島ホームページなので、別に箱根温泉の話しをしたいわけではない。今回、マナ島に行っ
てスタッフの方から聞いた笑えないお話しである。
ご存じの様にマナ島訪問者に日本人が多いのだが、では実際どのくらいの比率かといえば4割とのことだっ
た。皆さんはどう感じたか分からないが、私は、えっそんな程度?と思った。日本人の他はと言えば、やは
り地理的な関係から、ニュージーランド、オーストラリアからが多いという。ここでもうひとつの事に気が
ついた人はいるだろうか。日本人とそれらの国とのもうひつとつの違いは、日本人訪問者は圧倒的に若い人
だが、ニュージーランド、オーストラリアからの訪問者にはことのほか年配者が多いということだ。
さて、ここからがエピソードだが、めずらしく日本人の年配者(60才代)のご夫婦がマナ島に来られたと
のこと。ここで1つ問題がおきた。彼等ご夫婦、日に3回はお風呂に入るとのこと。つまり二人で計6回と
いう勘定になる。
ご存じかと思うが、マナ島の水は水道局が供給している訳ではなく、海水から真水を精製しているのである。
それを洗面やシャワー、風呂に利用している。デラックスブレは、少し贅沢な仕様になってはいるが、上記
のご夫婦のような使い方をしたら2番目に風呂に入る人の時は、タンクに溜めておいたお湯がなくなり、水
だけになってしまう。そこが前述のご夫婦、いたく気に入らなかった様子。ホテルの日本人コーディネータ
の女性にガンガン文句を言ったそうである。
(お断りをしておくが、この女性が私にグチを言ったわけではない。他のスタッフの方から聞いたのである)
人間、得てして「譲れない何か」があるものだ。この方としては朝、昼、晩と3回お風呂に入って体を暖め
ることだったのだろう。日本人の風呂好きは、案外こんなものかもしれない。私から見れば、アイランド・
リゾートにそれを求めるのは無理なんだ(というか最初からそんな期待はしない)と思うが、そう言ってみ
ても始まらない。そこで提案である。ジャクージを設けたらどうだろうか。家内い言わせると「こんな暖か
いところで、そんなもの必要なの?」というが、私が仕事で長期滞在したハワイのその施設にはジャクージ
があった。プールで一泳ぎし、冷えた体を暖めたり、ジェット噴流でマッサージをしたりして楽しんでいた。
★これなら、風呂好きの日本人年配者にも、またニュージーランド、オーストラリアから訪問者にも喜ばれる
だろう。更にバスタブのついていないスタンダードブレの宿泊客にも重宝されること受け合いである。