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1999年06月05日−−−−−心配な旅行者(冒険旅行はこのホームページのテーマではありません

 最近、以下のようなメールをいただいた。一旦は回答しようと思ったものの、大丈夫なんだろうかという思いが先にたち、書いた返事は破棄してしまった。ただ、今後同様の(本人は真剣なのであろうが、私から見ると安直な)質問にも参考になればと紹介させていただくことにした。

> 1、私はいわゆるバックパッカーと呼ばれる格安旅行が趣味です。
>   そこでフィジー(マナ島)にはそういう人向けの格安の宿というのは有りますか?
>   特にマナ島は高級なリゾートイメージが強く、安い宿が少ないのではと
>   思っているのですが・・・・

一般的にバックパッキングといった訪問者はこのホームページのビジターには少ないということがお分かりいただけるでしょう。しかし、こういうケースについても参考になるメッセージがないわけではありません。

 ★まるぶて さん 6ヶ月、フィジーに滞在していました

これによれは、マナ島はまだしも、フィジー本島は治安が悪くなっているようです。

  
> 2、フィジー(マナ島)は概して物価が高いと聞きましたが、日本と比べて
>   いかがなものなのでしょうか?

「物価が高いと聞かれた情報源」に追加調査をかけてみてはいかがですか?私がマナ島に行ってからかなりの時間がすぎているので(日本より物価が高いはずはないが)正確には覚えていませんので、以下を参考にされてみてはいかがですか?

 ★ようこ さん これから行かれる人のために


> 3、フィジー本島にはあまり魅力的な所はないのでしょうか?
>   フィジー本島の海はあまりきれいではないのでしょうか?

この質問を拝見すると、どうも安直な質問だなという印象がぬぐえなくなってきます。個人旅行をしようというのであるならば、まずは下調べをというのが鉄則。一番簡単なのが本屋さんに行って「地球の歩き方」を買ってくること。私もこのホームページを作るにあたって本屋さんへ行ってみましたが、マナ島というのはありませんでしたがフィジー本島に関する情報なら、何冊かの本を見つけるのは簡単なことでした。このホームページで穴場情報を探すのならば、それらを読んでからでもいいのではないかと思います。

またインターネットでというのであれば、このホームページは「マナ島」を扱ったものですので、まずは「フィジー政府観光局が提供しているフィジー情報(日本語)」を参照するのが順番でしょう。


> 4、私は全日程(7日間)のうちマナ島4泊、フィジー本島3泊ぐらいで考えており
> ますがこれは可能でしょうか?厳しいでしょうか?
  
フィジー本島から日帰りでマナ島に来る人がいるわけですから可能といえば可能です。このあたりまずはフィジー旅行のパンフレットを旅行代理店で入手してみてはいかがですか。(海の写真も出ています!)これらは無料で入手可能な情報だが貴重な情報が手にはいります。旅の楽しみはこれらの「下調べ」にもあると思いますよ。



> 5、8月5日から12日までが日程なのですがこの期間日本人は多いのでしょうか?

このホームページでも説明が出ていますが、マナ島のホテルが日本企業の所有ということからも、ここに日本人観光客が多いというのは想像できるかと思います。お答えとしえは、通年で日本人観光客は多いです。


> 6、この期間、天気が曇りの日とか雨の日はありますか?
>   南国だから1年中青い海、青い空があるように思うのですがいかがですか?

 ★山口 実&香織さん フィジー紙幣に描かれている鳥の名前は?(photo)

これによれば、滞在中ずっと雨にたたられた様子。こういったこともあるのだということが分かりいただけるでしょう。やはり、質問する前にみさなんのメッセージを閲覧してみるべきでしょう。


> 7,一人旅のため海にはいるとき、パスポートや財布などの貴重品はどうすればよい
> のでしょうか?
>   何か良い考えがありましたらお教えください。

英語に「 at your own risk 」という言葉がありますが、個人旅行というのは「楽しみ」も「リスク」も自分で、ということですので、こういう質問が来てしまいますと「パッケージツアーにされた方が良いのでは?」と 申しあげたくなってしまいます。


日本ほど安全な国は少なく、その安全な国から危険な国に行くのだという覚悟は必要でしょう。日本にバックパックで個人旅行してくる人間にイスラエル人がいます。彼等の国には徴兵制度があり、そこで男なら3年間、女なら2年間の兵役でしっかりと鍛えられてくる。なにせいまだ戦争状態にある国です。「人を殺すこと」と「人に殺されないようにする方法」をしっかりとたたきこまれてきます。だから彼等はいざというとき自分を守る、危険を回避する心構えが出来ていますし、一人で世界中どこへでも旅行をしてしまう。

この方にかぎらず、昨今安直に個人旅行に出かけていく若者を見ると心配です。テレビ「電波少年」の「猿岩石」の貧乏旅行の影響は功罪相半ばではないでしょうか(素晴しい体験だと思いますが、あれはある種創作も含まれています、これそのままの体験が出来ると錯覚しているとすると怖い)。いずれにしても、せめて行き先についての入念な下調べは最低必要な条件だろうし、交渉が出来るの程度の英語力があることは当然だろうという気がします。


このホームページは、マナ島の自然に触れ、楽しい時を過ごしてもらうこと、それらを通じて自然を大事にしようという気持ちになっていただければと開設しています。冒険旅行はこのホームページのテーマではありません。安全で楽しい旅をして欲しいですね。


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