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1999年07月03日−−−−−マナ島の人々は、マナ島の自然の一部

 このホームページを始めた頃いただいたメッセージに後野さんからのものがありました。その中に綴られて
いた言葉「ホームページに掲載されていた写真は、そのまま自分の思い出でした」はその後このホームページ
を続けていくことの大きな原動力の1つになったように思われます。

 最近の後野さんの奥様からのメッセージを頂くことが多くなりましたが、先日のメッセージに、あらため
て、マナ島の良さを言葉で表現するとこうなるんだ、ということを知りました。ご夫婦ともにすばらしい感性
をお持ちなんですね。全文はこちらを見てもらうとして、ここでは私が特に印象に残った部分を紹介します。

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言葉にしてしまうととても薄っぺらになってしまうのですが、概してマナ島の人達は商売第一って感じではあ
りません。もちろん彼らもお金を得るために働いているのですから仕事はちゃんとするし、彼らなりの職業意
識を持ってサービスしてくれていると思います。でも、お金をもらうためだったら嫌いな人にもとことん愛喪
良くするって感じではないのです、たぶん。私はそう思うので、とても素直に彼らと付き合えます。
そして彼らはとても気さくで、お客とスタッフというだけでなく、人間と人間としての付き合いすらさせてく
れる雰囲気があります。その辺りが、私が他のどこかでは出会った事のないマナ島の魅力だと思います。
それがあるから、マナ島に滞在すると都会の生活や仕事でへこんだ気持ちがまあるくなって、自然にリフレッ
シュできるのです。
(せいぜい10日の短い滞在期間中にそんなつきあいのできる島って、なかなか見つから
ないんじゃないでしょうか。)

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(制作者)このあたりは、なるほどと頷くところですね。作られた笑顔だったら我々の社会に山ほどありま
す。マナ島にあるのは、あるがままの素顔ですね。

 もう一つ紹介します。以前のメッセージにこんなのがありました。

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もう「素晴らしい!」の一言でした!−−−−−なつこ さん

(中略)


 マナでの最後のティータイムには、「アイミッスユー(あなたがいなくなると寂しい) ナツーコオ・・」
とジョセフィーンが泣き出してしまい、私たちも大泣きしました。他のハウスメイドたちも皆涙を流して別れ
を惜しんでくれ、「Don't cry. Because my heart, your heart, always together.」なんて言って ぎゅう
〜っと抱きしめてくれたんです。彼女が今まで身につけていた貝殻のネックレスを私の首にかけてくれました。
また別のメイドさんは ハイビスカスを摘んできて 髪に飾ってくれました。

 涙なみだのお別れでした。今思い出しただけでもウルウルしてしまいます。

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(制作者)この方、当初はマナ島に行くのをとても心配していたんです。というのも「マナ島でイヤな思いを
した」という方が、わざわざこの方にメールして、「マナ島は不愉快なところ、行かない方がいい」とアドバ
イスをしたんです。さすがにこれには私も憤慨し、また私のホームページを通じていやな思いをしたことに大
変申し分けなく思いました
。でも、結果はこのとおりでホッとした。

 どうもこの島は、ある種「心の鏡」みたいですね。その人の対応がそのまま島の人達から返ってきています
から。

 それと私にとってマナ島の人々は、マナ島の自然の一部という気がしています。なにか自分にフィットしな
かったら、相手(自然)が自分に会わせてくれることを期待するのではなく、鏡を見ながら相手(自然)に合
わせることのできる自分でありたいですね。


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