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11月05日 癒し(いやし)の島、マナ島


 このホームページのタイトルに「癒しの島」とついている。

 アメリカ留学時代にアフリカのガーナからの留学生と兄弟のように仲良くなったが、知るにつれ彼等の社会
が我々の社会に比べずっとシンプルなんだと感じるようになった。狭い土地、特に東京のように人口密度の高
いところで犯罪発生件率が低い国も少ないだろう。なにせ、私の知っている範囲で言えば、フィンランドや
イスラエルのような1国の人口に匹敵する人がこの東京というところに住んでいる。それだけでもストレスを
感じるだろう。

 たまにはマナ島のような自然の中で心身を癒しリフレッシュすることをお薦めする。私のように、もしくは
もっと以前からマナ島に行っている人にとっては、かなり自然でなくなってきた部分もあるのだが、まあ都会
人には、ある程度人間の手の入っていないと、自分の環境との落差がありすぎてたじろいでしまうかもしれな
い。今はバスタブからエアコンまでついている(以前はなかった)ので特に落差は感じないだろう。

 私はこの10年コンピュータ関連の仕事をしているが、深夜電話でタクシーを呼び帰宅の途につくときなど
運転手さんにこう聞かれる。「お客さん、お仕事は銀行ですか?コンピュータですか?」。運転手さんに言わ
せるとこんな時間に酒も飲んでおらず、まさに仕事で遅くなってタクシーで帰途につくのはこの2種類の人が
多いのだそうだ。
 別にストレスの多いのはコンピュータ関連の仕事に限らない。なにせ都会に住んでいるだけでもストレスと
なりうるのだから。新聞に出る事故、事件。それでもこれだけの人口がいて問題がこの程度なのは日本人が
ほんとに忍耐強いからなのだろう。通勤電車の混み会った中で文句の1つもいわずにいる。たまには自分を
解放してあげた方がいいのかもしれない。

 もし可能ならば夫婦二人で行くことをお薦めする。私たちにも子供が3人いるが、たまには子供抜きで過ご
すようにしている。子供を連れていくと、親はつい子供に楽しい思いをさせてやりたいと気負うからである。
そんなせいかどうかは知らないが、フィジーのリゾートアイランドには子供の受け入れお断りの島もいくつか
ある。

 余談だが、中国人が知恵を絞って漢字を創造したのであれば、「親」つまり木の上に立って見る、と書く
この文字に込めた意味があるのだろう。


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