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わずか2日のマナ!でも、充実してました!!

1999年10月30日−−−−−HIDE&MIYU さん
Hideimn@aol.com

 このホームページのおかげで、美しい自然にしっかり触れながら、楽しい旅行が出来ました。また、自然
の大切さと人間の持つその自然を守るという責任の大きさを改めて感じさせられた旅でもありました。
 先ずは、このホームページを作られた制作者さんと、私達に情報を下さった沢山の方々に心から感謝の気
持ちをお伝えしたいです。
 ありがとうございました。(ビナカ!)

 これから、マナに行かれる方にとって、少しでもプラスになればと思い、今回、我々夫婦が、心から自然
と楽しんだ、短いバカンスの状況をお伝えします。


 10月7日からの5日間コース。マナ島2泊、ナンディ1泊のアッという間のスケジュールです。
 現地時間、8日午前7時にナンディ到着。
 手続きの後、S・P・Hの日本人スタッフの方にとても丁寧に説明を受けた後、国内線「サンフラワー航
空」の8人乗りの飛行機でマナに向かいます。
 機内は、2人掛けのベンチのような座席が4列でかなり狭く、夫婦二人で並びましたが、かなりピッタリ
の状態です。小さい飛行機なのでどんな飛び方をするのかな?と少々心配しましたが、とてもスムーズな離
陸と快適な飛行の開始でした。

 飛行中は、上空から鮮やかな珊瑚礁に見惚れ「こんなに綺麗な世界があったのね!」と二人で感激。しか
し、ずっと見ていたいのに15分程でマナに着いてしまいました。
 着陸してから気付いたのですが、なんとマナの飛行場滑走路は「ジャリ道」です。これも、初めての経験
でしたが震動もほとんど無く、フィジアンパイロットの方は腕が良いということでしょうか?
 外に降り立つと日差しが強いのですが、南国の暖かい風が心地よく感じられました。湿気はまるで感じま
せん。サラッとして気持ちいい!!


 しばらくすると、遠くから車らしきエンジンの音が聞こえてきましたが、車の音はあの噂のトラクター・
リムジンの出迎えでした。
 ブルーのアロハシャツの良く似合うフィジアンが元気良く「ブラ!!」と出迎えてくれました。自然とこ
ちらも「ブラ!!」と答えていました。
 10名程の乗車。歩く速度位の速さで、ゆっくりホテルに向かいます。道端には色とりどりのブーゲンビ
レアが咲き、鳥がさえずり、とても気持ちの良い時間で約5分位の道乗りで到着。フィジアンの元気な歌声
で出迎えを受けました。
 そして、ホテルフロントでは日本人スタッフのYUKIさんが元気な笑顔で「ブラ!」と迎えてくれまし
た。島での注意事項やフィジアンがのんびりした性格なんですよ等々、楽しく説明してくれました。これか
らのバカンスが絶対楽しくなる予感がドンドンと沸いてきます。

 ホテルのチェックインは当初14時ということで案内を受けていましたがその日のお部屋係のフィジアン
の気分次第で、早くもなり遅くもなるということでした。幸いにも、私達は11時30分にはOKとなり、
早々にスーツケースの整理ができました。本当にラッキーです。あのまま外に居たら汗だくでキツイ感じで
す。(まあ、日陰にいれば心地良いのですが…・・)
 

 午後にお願いしている「体験ダイビング」の確認のためにサウスビーチのアクアトレックをたずねました。
日本人スタッフTOMOさんが親切に対応してくれましたが、彼は今朝到着したばかりの我々が「疲れてい
ないか?」と、かなり心配してくれましたが、これから大いに楽しもうという気持ちの強い我々は元気いっ
ぱい!!予定どおりにお願いして昼食に出かけました。

 午後一番のダイブですから、お腹をいっぱいにするのは良くないと思い、サウスビーチレストランで『マ
ナ・スペシャルピザ』を二人で1枚とパイナップルジュースとグレープフルーツジュースを注文。ピザはシー
フードたっぷりでボリュームがあり1枚で充分と思います。ジュースもフレッシュで美味しかった。

食事の途中、貸し出しのビーチタオルを借りなくちゃと思い『リネン・ブレ』まで出かけました。担当のフィ
ジアンが居たのですが「13時までランチタイムだよ。」ということで貸してもらえません。それから、こ
れはで聞いた話ですが10時と15時からは、それぞれ30分間のイギリス式ティータイムで、お仕事は休
憩するフィジアンが多いということでした。これから行かれる方はくれぐれもその時間はレンタルにいかな
いようにしてくださいね。多分断られると思います。


 約束の13時。水着に着替えて『アクアトレック』へ。
 先ず、ビデオ上映で事前に体験された方の記録ビデオを見ます。次に、マニュアルにそってパネル学習で
す。TOMOさんは丁寧にわかりやすく説明してくれました。その中で、TOMOさんが強調していたのが
「大切な自然の宝物の珊瑚を傷つけないように」ということでした。小さいことの積み重ねで地球の自然も
だいぶ傷つけられています。私達の住む地球は、一人一人の心がけでこれから守られていくことと思います。

 最終的な確認の後、ウェットスーツを借りに隣のブレに行きました。身体の大きいフィジアンのお兄さん
が、我々を見るなりピッタリのものを選んでくれました。(さすが!!)
 準備を整えて海へ入ります。先ほど、学習したものを実際に海中でやってみます。飲み込みの悪い私(妻)
は、最後のゴーグルにたまった水抜きでツマズキ、4回目のトライでかなり弱気になり「やめる…」という
ところまで行ったのですが「ガンバレ!!」と言わんばかりに続けさせられました。
 何とか5回目でクリヤー。出来た瞬間に海中で握手されて、本当に嬉しかった!!諦めの早い私でも出来
るんだネ。その間、難なくこなした旦那様はもうひとつ上の練習を余裕でこなしていたとのことでした。

 やっと、ダイビングの準備がOKとなりいざ海中へ。サウスビーチのアクアトレック前の海辺では、直ぐ
に珊瑚にたどり着き色とりどりの魚が本当にたくさん泳いでいます。ゆっくりゆっくり進み、海底に着けば
砂地にはエイが隠れていました。始めは我々の目では解らなかったのですが、彼がシッポの部分を指でほん
の少し触るとブルッと動きました。カレイも同様に砂地と一体になってました。(スゴイ!)
 海(自然)の素晴らしさを語り始めたらキリがないので控えますが、これは訪れた方が肌で感じてきて欲
しいと思います。
 約25分位のダイビング時間だったのでしょうか、夢中で自然に触れた感じです。ダイビング・ブレに戻
ると、温かい紅茶の用意がありました。ホッと一息、TOMOさんと海の話をしながら充実感で一杯です。
「今日体験ダイビングをした人は、明日はボート・ダイブも出来ますヨ」とのことでしたがこれは残念。明
日はサンド・バックツアーを予約してしています。今回は時間の無い我々にはあきらめるしかありません。
残念ではありますが次回の楽しみにします。


 TOMOさんにお礼を言って、部屋に戻りました。バスタブいっぱいにお湯をはり身体を温めます。いく
ら外が暑いとはいえ、海で冷えた身体にはお風呂は最高のおもてなしと思います。お風呂付きの部屋にした
こと、正解と思います。
 しばらくして、お風呂あがりはビールと決めている私達は、プールサイドバーへ。5時から6時まではハッ
ピーアワーでビール半額になるのですが、待てません。(たしか普通で3ドル90セント/F)真っ青な海と
空を眺めながらのビールはまた格別。プールサイドでは子供達が元気良く泳いでいました。ここを訪れる日
本人以外のお客さんは、ほとんどがニュージーランドやオーストラリアから訪れるとのことでした。近くて
こんな素敵なところが有るなんて本当にうらやましく思います。日本人と違い旅行荷物も少なく、気楽にバ
カンスを楽しんでいる感じです。
 
 さて、夕日を見に行こう!ということで「ルック・アウト・ポイント」に向かいます。道は山道です。必
ずスポーツシューズで登ることをお勧めします。10分位の道のりで山頂に着き、360度のパノラマが目
に飛び込んできます。海の中にはマナ近くに点在する島々がたくさんあり、目の前にはノースビーチ湾が綺
麗にカーブを描き、珊瑚礁も遠くまで広がり、美しさにしばしボーッとしていました。ゆっくりと陽が沈み
はじめ、海面に写る太陽もはじめは眩しかったのが次第に吸い込まれていくように海に消えていきました。
「海に沈む夕日」は地元の新潟でも見ているはずなのに何故か違うような感じです。「明日も晴れますよう
に」と祈りながら山を下りました。


 さあ、ゆっくりディナー・タイムです。お昼と同じサウスビーチ・レストランの外のテラスにしました。
外ですが、寒くも暑くも無くとても心地よい。日本のように、海辺の磯臭さがまったく無いのは、海草が無
いせいでしょうか?コース・ディナーは量が多いとの情報でしたので、旦那様がヤヌヤヌコース、私(妻)
は、シーザーサラダ&エビとサーモンの前菜としました。席に付くと、必ずパンがサービスされます。ころっ
と四角いパンが白と黒の2個で、この2つを食べると結構お腹が良い具合に落ち着きます。料理もこの形で
オーダーして正解と思います。2名分同じように頼めば多分残してしまうと思います。全体的に味はまあま
あです。ほとんどがクセが無く、中でも私が気にいったのはフイージー料理「ココンダ」です。ココナッツ
とレモンで味付けした白身魚のサラダ風和え物といったところでしょうか。さっぱりしたさわやかな味です。

 最後のコーヒーまで所要時間約1時間30分。途中各テーブルごとに歌でおもてなしされます。ギター一
本で絶妙なハーモニー。ひとつひとつのテーブルをゆっくりと周りリクエストに応えてくれます。私達はど
んな曲が良いか解らずに「フラワーソング」とお願いしました。曲名はわかりませんが、心に染みるような
南国の歌声でした。
 

 次の日は午前3時30分に目覚めました。4時に起きる予定にしていたのですが、心がワクワクしている
と早く目が覚める?なぜ、こんなに早いかというと、今回の目的の一つ「スターウオッチング」のためです。
暗い中で懐中電灯を持ち浜辺へ行きます。はじめはノースビーチでウオッチング。東の方角には、日本では
先ず見られないであろう「明けの明星(金星)」が見事です。真上にはオリオンが日本と逆さまにあります。
天の川の流れもハッキリ解るし。晴れているお空に感謝です。おまけに月が出ていない。なんて運がいいの
でしょう。今度はサウスビーチに移動して南十字星を探します。左手の海面近くに発見した、初めて見る南
十字星です。少し右手に目線を移動すると「大マゼラン星雲」の雲のかたまりのようなものがあります。そ
の下には小さい雲の固まりの「小マゼラン星雲」。本当に雲と見間違いそうになるものでした。はてしない
宇宙の広さをほんの少し味わうことの出来た時間でした。
 そして、空が明るくなってからは夕方行けそうも無いのでサンセットビーチまでお散歩することにしまし
た。標識に沿って飛行場の方角に歩きます。飛行場では、フィジアンのお兄さんがジョギング&腹筋で身体
を鍛えていました。一説によると飛行場は空いていると運動場になるような話もしていたのですが…飛行場
を横切りしばらく行くとチャペルがあります。可愛い小さなチャペルのようでした。しかし残念なことに、
一般には公開していないようでした。そこから少し先がサンセットビーチです。私達の訪れた6時頃は満潮
に近い状態のようでぎりぎりのところまで波が迫っていました。少し波と遊んでいるとまっ白なカニ発見。
触ろうとしたら一目散に海の中へ消えていきました。一枚記念にと慌ててシャッターを切りましたが、砂の
色と同化していて判別が出来ない。(かろうじて何とかわかりますが…)自然の生き物は面白いです。
 サンセットビーチからゆっくり、ゆっくりホテル方向にお散歩気分で歩いていると、「鳥」が群れで飛んでいました。茶色でハト位の大きさでしょうか、羽を広げると両羽に白いラインがはっきり見えます。それまでは気がつかなかったのですが、島にはいたるところにこの鳥が居たようです。


 ホテルへ戻り、ブレックファーストです。7時ちょうどにママヌザ・レストランに入りましたがまだ準備
途中のようでした。かまわずに席に着き、新鮮な生野菜のサラダをチョイスしていると、コックさんの白衣
をまとったアピさんの奥さんが登場です。オムレツコーナーはたちまち列が出来ます。卵2個のオムレツで
オニオン・マッシュルーム・ベーコン・ハムのチョイスでした。肉系はかなり塩味が濃くてその味で食べる
ことができますが、オニオン&マッシュルームだけでお願いした私のオムレツはすごく味の薄いものになり
ました。はじめはケチャップ無しで食べようと思っていましたが、無しでは食べ辛い感じです。それから、
油をかなり使ったオムレツですから、お腹の持ちが良すぎます。その日一日のパワーの源になるかもしれま
せんが油の苦手な人には少しキツイかもしれません。
 その他にも、色々なものが用意されていましたが果物が美味しくて、特にパイナップルが美味しくたくさ
んいただきました。マンゴー・キーウイ・スイカ…etc みんな美味しかった。


 朝食が済み、9時50分集合のサンド・バンクツアーまで、時間に余裕がありましたので、サウスビーチ
のアクアトレック前のビーチでシュノーケリングです。少し泳いだだけで魚が寄ってきます。あまり疲れる
と悪いからと30分位で切り上げ、浜でボーッとしていると子犬(たぶんノラ)が遊びに来ました。海に潜
る?のが好きらしくてずぶ濡れ状態のノラは人なつこくって誰にでも付いて行きます。結構可愛いヤツです。
(噛んだりしないヨ)
 
 さて、ボートに乗り込んでサンド・バンク島へ移動です。サウスビーチから出発してノースビーチにまわ
り込んだ沖に位置します。約10分程の乗船でしょうか。真っ白な砂だけの島に到着です。直ぐに海に潜っ
て魚と珊瑚に触れます。今まで見ることが出来なかった大きな珊瑚や魚たちがたくさん目に飛び込んできま
す。ずっと海の中に居てもちっとも飽きないから、1時間がアッという間に過ぎてしまいました。帰りたく
ないよ!!


 部屋に戻ってからも、ウットリした状態はしばらく消えない私たちです。しかし、お腹はすいたというこ
とで、サウスビーチレストランへ。旦那様は「本日のカレー」私は「クラブハウス・サンド」&2人ともフィ
ジービールのメニューです。カレーはあまり辛くなくスパイスの程よく効いたものでした。クラブハウス・
サンドはボリュームたっぷり!!フライドポテトだけでお腹一杯の状態です。それこそ2人でクラブハウス
・サンド一人前でも良いかもしれません。(結局、フライドポテトは半分以上残してしまいました。
 お腹が一杯になり、今度はお昼寝タイムです。ノースビーチの日陰に陣取りのんびりムードです。日なた
は凄く暑いのですが、日陰は涼しく爽やかで熟睡できる状態です。結局、午後の3時間程をお昼寝でのんび
り過ごしてしまいました。(なんて贅沢なひとときでしょう。)
 
さてさて夕食です。本日は「ロボ料理」の日です。18時になるとギターの響きと歌声が聞こえてきました。
蒸し焼きにしていたものを取り出す時に、歌う喜びのうた(?)のようです。牛・マトン・チキン・タロ芋
・ジャガ芋・フィジー芋(?)葉っぱに包まれたものが次々出てきます。お肉類は時間の蒸し焼きのせいか
少し硬い感じがしましたが味はいいです。その他にもサラダ・フライ物・お魚のグリル・カレー…etc 
色々なものが準備されています。デザートのケーキ&コーヒー・紅茶も充分です。
 

 食事が終わると、ママヌザ・レストランのラウンジでショータイムです。はじめはバンド演奏で「君とい
つまでも」には参りました。若いカップルは知らないだろうなと思いつつ、我々は乗ってました。
 そして、次は「メケ・ショー」です。場内が暗くなり元気な歌声が響きます。迫力のあるものでした。狩
に行く前の男の勇ましい姿とそれを送り出す女たちの笑顔の明るいこと。狩猟民族の本来の姿はこうなんで
しょうね。
 最後はフィジアン大合唱のハーモニーに引き込まれ、観ている人たちも一緒になって踊りの輪になります。
人類はみな兄弟だな…という感じです。
 
 そして、本日の最後は「カバの儀式」への参加です。一見ドロ水のような飲み物で飲むには少し勇気が要
ります。でも、めったに体験出来ないのだからということで、普段は引っ込み思案の旦那様が早々にトライ
してました。私(妻)もいただきましたが、味は薬くさい訳でもなく、美味しいわけでもなく酔っぱらうわ
けでもなくと言ったところです。何を考えているのかわかりませんが、旦那様はおかわりまでしてました。
(信じられなーイ!)
 
 ということで全予定が終了、空いっぱいに広がる星を見ながら部屋へ戻りました。目一杯遊んだマナの2
日目はこうして終わりました。
 明日はマナとお別れの日。帰りのトランクの準備をしながら「帰りたくなーイ」の連発でした。


 突然のカミナリとスコールのような雨の音に、眠っていた私達は起こされました。夜中の12時過ぎでし
た。部屋に戻る時はあんなに星が綺麗だったのに。信じられない気持ちです。「夢」ではありません。この
雨は朝になっても止みませんでした。今日は船でナンディに行く日。島々を巡りながら行くというので、ま
た違った海の景色が楽しめると思っていたのに残念です。
 朝食を早めに済ませ、チェックアウトです。島ではほとんどがルームナンバーを伝えてサインでOKです
からここで全部清算となります。伝票の中身をチェックしていると、ルームナンバーは私達と同じですが、
サインが違うものがありました。間違うこともありますので、これはゆっくり時間をかけてチェックするほ
うが良いと思います。間違いは直ぐに訂正してくれますのでしっかり伝えたほうが良いでしょう。

 船に乗る時間までしばらくありましたので、ママヌザ・レストランのラウンジでコーヒー飲んでたら、ノ
ラ(犬)のチビがトコトコやってきました。外は大雨ですから、ずぶ濡れ状態です。それでも人の側に来た
くてジャレたくて大変です。濡れてなければ構ってあげる気になるけど「ウーンお願いだからだれか綺麗な
お姉ちゃんの所に行ってヨ。」しかし通じる訳がない。おかげでズボンがぐしょぐしょになってしまった。
可愛いヤツなんだけどね…
 

 こうしている間に時間が迫ってきましたので桟橋へと向かいました。お世話になったYUKIさんが大雨
の中を見送りに来てくれました。一人で色々とやっている彼女にはパワーを貰った感じです。
「ありがとう楽しかったヨ!!」と思わず握手です。彼女にはマナがとても似合います。そして、訪れる人
たちがホッとする存在だと思います。だから、マナにはYUKIさんに居て欲しい。我々が訪れた時は必ず
居て欲しい。なーんてワガママかな?「さよなら、また来るからね…・・」
 
 船はほとんど満席状態でありました。7割日本人観光客と思います。
 どこからかギターの音と歌声が聞こえてきました。姿は見えませんが音は近いところからです。なぁんだ、
前方の床に座って歌っているじゃないか。凄く元気な歌声で、フィジアンって何かあるごとに歌が出るよう
です。もてなす心と自分たちも楽しもうという心が一緒になって、楽しい雰囲気が生まれます。こちらも知
らず知らずのうちにリズム取りながら乗ってました。雨の中でも、船内は大盛り上がりです。
 そうこうしているうちに港に着きました。雨は上がり一応ホッとっしましたが、ウーン、海が澄んでいな
い、濁っている。あの、マナの海は特別だったのでしょうか。実際、こんなに違うものなのですね。汚れて
しまった海はもう取り戻すことは出来ないのでしょうか。あまりにも違う海の色に困惑してしまいました。

 今日は日曜日。ナンディタウンはお休みのお店が多く、開いているお土産屋さんを見つけて、お友達になっ
てくれた「ほのぼの新婚さん」の亀山さんご夫婦と一緒に突入です。店員さんのパワーにタジタジしながら
も「私達、ランチとっていないから、まずは近くで食べてきます。」と伝えると案内方々付いてきてくれま
した。(もしかして、これは監視?かしら)
 お向かいのカレーハウスでインドカレーを注文しました。スパイスが効いていてまあまあかな。辛味はホッ
トでお願いしましたが、それ程でもありませんでした。昼食が済んでお店を出たところで、今度はお迎えに
来られました。(やっぱり監視されてた!!逃げることは出来ないゾ!)
 あとは、猛攻撃でありました。(詳細は省きます)


 夕方から、スターライトクルーズに向けて出発です。日本語の上手なエミリーがホテルに迎えにきてくれ
ました。サービス業の人達はみんな日本語が上手です。
 船に乗り込み、歌でお出迎え。そしてとても冷えたシャンペンのサービス。ゆっくり、ゆっくり船は移動
をしながら、デッキではアコースティックのコンサートです、スタッフほぼ全員のオールキャストで盛り上
がります。みんな上手に盛り上げますヨ。
 そうこうしているうちに、ディナーです。味はマアマアと言っておきます。
 今回の旅を振り返りながら、時間が過ぎていきました。

 ホテル(ドミニオン)に戻り、早々に就寝です。ドミニオンは価格が低いせいでしょうが、上の階の音が
かなり響きます。隣の水を流す音もかなり聞こえます。今回の私達のように、超短期型の滞在なら何とかガ
マン出来ると思いますが、長期滞在型の方には厳しいかと思います。
 
 お帰りの朝となりました。朝5時30分にホテル玄関集合でした。この旅のお陰で、早起きも苦にしなく
なった気がします。(帰ってからも早起きしてます)幸いに今日はお天気が良さそうですから、飛行機の中
からは美しいフィジーの島と海を見ることが出来るはずです。
 空港で手続きを澄ませて「免税店」で忘れた買い物をしました。ここも、商魂たくましく、パワフルです。
「お願いだから離れてヨ。」という状況で疲れてしまいました。ここで、ゆっくりお買い物は無理のようで
す。
 

 そして出発。空港ゲートでは、またもや歌でお見送り。楽しかった思い出を胸に帰路につきます。窓側の
席からは、しばらくの間美しい自然を堪能することが出来ました。

 色々良い思いをさせてもらったことを神様に感謝し、また、これからもっと自然を大切に考え、自分たち
が実行していくべきことを意識する事の大切さを忘れずにいきたいと思ってます。
 自然と触れ合うためには、それを守る努力も必要。一人一人が小さな事からはじめましょう。先ずはゴミ
を捨てないこと。みんなが気を付ければ、結果は見えてくるとおもいます。
 
 本当に長い文章になりました。始めたら止めることが出来なくて流れのままに打ち込みました。
 全体的にまとまりの無い文章で読まれる方も大変ですが、マナに行かれた方には解ってもらえると思って
ます。
 皆さん、ありがとうございました。では、またどこかで。

 1999.10.25
                     新潟より  HIDE&MIYU 


                       


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