2000年06月12日−−−−−荒井 里子さん
(s-arai63@nifty.com)
6/4よりフィジーへ行ってきました。
大阪出発で、ニュージーランド航空のルート変更があり、オークランドで1泊
してからフィジーへ入りました。オークランドーナンディ間の飛行機はなんと、
乗客14名!よくぞ飛んでくれました(笑)。帰りはナンディからのダイレクト
でしたが。この日の日本人のフィジー入国は4人でした。
フィジーに入ってから知ったんですが、ゲストが少ない為、ナンディーマナ間
の国内線が1日2便に減便になってました。10:00と14:00。私達がナン
ディに着いたのが出発時間の10:00。サンフラワー航空は飛ばずに待って
てくれました。さすがフィジータイム(笑)!?
マナは全く普段と変りなく、ゆったりと時間が流れていました。
ゲストが少ないので、本当にゆっくりと滞在できました。レストランも混んで
ないし、スタッフともいっぱい話ができて、いつも行っている時よりフィジー
を満喫できましたね。サービスも充実してます。ライフラインも全く問題ない
ので、クーデターが起きている事を忘れそうになるくらいです。
6/7着で、手配旅行で日本人が何人か来られましたが、その内2組が
ウェディングカップルで、マナの教会で挙式されてました。
マナの後、本島のシェラトンで2泊しました。本島は夜8時以降、夜間外出
禁止令が出ていますが、危険は全く感じません。こちらも普段と変り無しです。
ナンディのお店は、ほとんど5時には閉まっちゃいますけどね。
こちらもやはりゲストは少なくて静かです。
変った事と言えば、空港に機内預け荷物のX線検査装置が設置されてました。
国際・国内線共です。ただ、これは他国を見てもあって当たり前(笑)。
あ、入国の時に入国審査のカウンターに係員がいなくて、入国する人達が
並んで係員が来るのを待ったのは笑っちゃいましたね(笑)。
さすがフィジー(笑)! 全く空港にも緊迫感はありません(笑)。
とにかく、フィジー全土にでている「危険度2」は厳しすぎる!
リゾート及び離島に被害が及んでいるならともかく、本当になにも変りないんです。
ライフラインに支障が出ている訳でもなく、フィジアンもいつもと同じ、笑顔で迎えて
くれます。繰り返しますが、危険は全く感じません。
100%安全だとは言えませんが(何がどうなるかわからないので)、手配旅行で
フィジーへ行くのに、さほどナーバスになる必要はないと思います。
正直、日本の報道は、スバで起こっている事をフィジー全土で起こっているかの
様な錯覚を起こさせていると思います。確かにスバは危険でしょう。でも、ナンディ
を中心とする西地区、及び離島は平穏です。
私も旅行会社に勤めているので、お客様の安全を最優先とゆう、外務省や各旅行
会社の方針はよく分かります。(私の勤める会社も主催旅行は中止しています)
当然です。でも、手配旅行まで中止させる必要は全くないと思いました。実際に
自分が行って、見て、体験してきた事です。今の状態なら、問題なく旅行は可能
です。もちろん、スバへは別ですが。
旅行を辞めるか悩んでいらっしゃる方に、「ぜひ行ってください」と言えませんが、
実際行ってきての意見ですので、参考にしていただければ嬉しいです。
情報を入手して、後はご自分の判断で決めていただきたいと思います。
長文になりました。 すみません。
最後に、滞在中にマナアイランドリゾートの石川支配人を始め、田中さん、たかしさん、
ともこさん、多くのスタッフの方に大変お世話になりました。
貴重な時間をとって、色々お話を聞かせて頂き、ありがとうございました。
(制作者)日本のサリン事件のTV報道を見たアメリカ人は、日本中がサリン攻撃を受けていると
思ったでしょうね。報道とはそうしたものです。(現にその時期私はサンフランシスコに行き、米
国の友人に”日本は危ないから帰国しない方が良い”と言われましたから)
荒井さんのレポート、とてもうなずけます。首都スバと我々が日本から到着する際の空港のある
ナンディとはフィジー(日本の四国位の大きさ)島の反対側になります。しかも空港はダウンタウン
から離れており、かつ空港から一歩も出ることなく小型飛行機に乗り換えてそのままマナ島へ行くこ
とができます。つまりナンディの国際空港さえ正常に機能していれば、マナ島旅行への危険度(?)は
いつもと同じレベル、と言えます。