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あたしのフィジー旅行記

1999年11月20日−−−−−あきこ さん


11月の始めに一週間フィジーにいってきました。初めての一人旅でしかも初めての場所。

出発前は不安もあったけど、かえってきてみたらすべてのことが楽しくて新鮮できれいで・・・。
ほんといってよかったです。

はじめの2日間はコーラルコースト、つぎの二日間はマナ島、最後の二日間はナンディーに
滞在しました。コーラルコーストは潮の満ち引きが激しくて、海が一日中刻一刻と変化します。
夕方には綺麗な夕日がみれます。


あたしの泊まった宿は、キッチン付きのきれいなモーテルだったのですが、かわいい子犬が6匹も
いたり、ちかくの村の人が遊びに来たり、宿のみんなもフレンドリーで、たったの2日間だったけど、
すごく居心地のいい宿でした。


二日目、宿の運転手さんに頼んでナタンドラビーチにつれていってもらいました。
途中、ジャングルみたいな山道を抜けると小高い丘が広がる草原にでます。
ふと目をやると、小ヤギがむしゃむしゃ草を食べてたり、牛がもーもーないてたり。
そうこうしてるうちに、車はちいさな村のそばへ。
みんな、「BULA!」って笑いかけてくれました。

ナタンドラビーチは、本島の中では一番綺麗なビーチだって言う人もいるってきいてたけど、
ほんとそのとおりなんじゃないかな。
丘の上から見たビーチは、いろんなブルーの宝石をちりばめたみたいにきらきら輝いてました。
浜辺は、何人かの村の子供達が遊んでるくらいで、すごく静かでいいところです。
一人の女の子が話しかけてきて、あたしの名前を言うと、うれしそうに「あきこ、あきこ」って
何度も繰り返してました。

マナ島では、島の右側にあるバックパッカー達の集まるやどのうちの一つに泊まりました。
ナンディーにつくまではマナにはおっきなホテルしかないから泊まるのは無理かなとおもってたん
ですが、空港で2つだけ、安宿があるのを教えてもらって、即行くことにして大正解でした!

初めてダイビングにも挑戦。
ダイビングショップ、「アトランティス」のインストラクター、ビリーは、普段はおどけてるけど、
ダイビング本番になるとしっかり手を握ってくれて、リラックスして潜ることができました。
ほかのダイビングショップの「デイブ」っていうニュージーランドからきたインストラクターさんとも
なかよくなりました。


マナ島での一日目の夜、バルコニーに寝ころんでるデイブに「いつもここでこうしてるの?」って
聞くと、「そうだよ。いつもここで星をみてる」って。
普段だったらちょっとくさいかな、っておもえちゃうような台詞も(笑)、フィジーの空の下だと
当たり前のことのように聞こえたから不思議です。
あんなにきれいな星空を見たのは生まれてはじめてでした。
地平線までずっと星なんて考えたこともなかった。


ホテルで働いてる男の子とも話をしました。
マナではたくさん流れ星をみることがでこたけど、フィジーでは、流れ星をみて、1日それを誰にも
話さずに心の中にしまっておくと、次の日、何かいいことがおこるっていわれてるんだって。
村の人にココナッツの実を採ってもらったり、女の子と魚釣りをしたり、宿のみんなといっしょに
食事したり、カバをのんだり・・・。
すべてがいい思い出です。


フェリーでナンディーにもどるときは、やっぱり寂しかったですね。
2日間は短かすぎです。
宿のおばちゃん、スージーも、むすこのジュニアも笑顔の似合うすてきなひとたちでした。

ナンディーでは小さなホステルに2泊しました。
夜遅くについたらいえのみんながカバを飲みながらおしゃべりしてるとこで、あったばかりのあたしに
「ここにきて、さあさあ、すわって」って。フィジーの人たちはホントフレンドリーです。

おじいちゃんのジョーは、あたしの片言の英語に、一生懸命耳を傾けてくれました。
日本人の男の子がまえに半年間ほど泊まったことがあるらしくって、「あの子はほんとにいいこだった」って、懐かしそうに、自分の孫の話をするみたいにうれしそうに話してくれました。
お昼にはみんなで庭でご飯を食べたり近くのビーチに昼寝しに行ったり、2日間がゆっくりゆっくり
過ぎてきました。こんな時間があるっていうこと、ずっと忘れてた気がしました。
夜はナンディータウンまで車ででかけました。


その日はインド人の人たちのお祭りの日だったらしく、街には鮮やかなサリーをまとった女の子達が
いっぱいいて、ところどころから花火があがって、家の庭や窓はろうそくや小さな電球でライトアップ
されて・・。
早めのクリスマスみたいでした。

今回たまたま旅先にフィジーを選んだこと。
そしていろんな人たちと出会えたこと。
偶然が重なっただけかもしれないけど、その偶然があたしにかけがえのない大切な思い出をくれました。
フィジーの人たちは、みんな口をそろえて「フィジーはいいところだ。リラックスできるし、海は綺麗
だし、じかんがゆっくりながれてる」っていいます。
あたしが「ほんとそう。フィジーが大好きになった」っていうと、みんなすごくうれしそうに、顔が
くしゃくしゃになるくらい笑うんですよ。
そんな、フィジーの人たちの笑顔をみてると、「絶対またこよう」って思わずにはいれれません。

まだフィジーに行ったことのない方、これからいかれるという方。
フィジーはみりょくいっぱいのすてきな島です。
帰ってきたら、あたしの知らないフィジーの魅力も教えてください。

何だか長くなっちゃったけど、ご報告まで。では。

                           



(制作者)ナタンドラビーチには私も行ったことがあります。浜で貝やナッツを売っている男の子に
草笛の吹き方を教えてあげました。そうしたらナッツをタダでくれました。

 そうしてら、アメリカ人らしい夫婦が、「それじゃあべこべだよ、普通は彼らが芸をして、君から
お金をもらうんだよ」って。(笑)


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