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このHPのおかげでめちゃめちゃ楽しめました

1999年8月25日−−−−−ばぶきち さん

※(制作者)このメッセージは長いです! テキストデータですのでダウンロードにはそれ程時間はかからないかも
  しれませんが読むのにそうとう時間がかかります。ダイヤルアップ接続の方は、このページを自分のパソコンに
  読み込んだ後、一旦回線を切ってからゆっくり読んだ方がいいかもしれませんよ。

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こんにちは。
8/8〜15までフィジーに行ってきました。
マナ4泊シェラトン・ロイヤル・デナラウ2泊です。


行く前に隅からスミまでこのHPを読んだ上に
主に食事&ダイビングのメッセージなどをプリントアウトして
毎日読み返しながら「ここって、あそこのことだ〜」「そうそう」
とゆーことの繰り返し。非常に実用的で役に立ちました。ありがとうございます。

特に、榊原健也・広子さん夫妻から直接色々な情報をメールでいただき
本当に感激してしまいました。

で、帰国して早速お礼のメールを・・・と思ったのですが、なんとメールアドレスを変更されたのか
何度送っても届かないのです。榊原さん、もしこれを読まれていたらぜひアドレスをお教え下さい。
それから本当にありがとうございました。

(注)文中の「係長」とは一緒に行った彼のことです。

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とうとう行ってきてしまいました、フィジー。
2年前にモルディブに行ってからというもの
我々は南の島熱に取りつかれてしまったようで
去年サイパンで取得したダイビング免許を初めて海外で生かすべく
意気揚々と関西空港に向かったのでした。
 
 
8/8(日)

20:15 関空発 ニュージーランド航空 NZ32
座席は窓際から2席、3席、2席の横一列7席。
しっかり窓際の席になっていた。やはり嬉しい!
乗ったとたん「スチュワーデスが美人!」と係長はほくほく。
私はとーぜんのようにドリンクサービスを待ちわび、
ワゴンのおねえちゃんが運ぶワインのボトルに目をきらきら光らせ
しっかりNZ産スパークリングをいただきました。
まずはここで乾杯!

22:00 夕食 ビーフ&ライス or チキン&フェットチーネ
なんとガラスのグラスがしっかりついてきて
プラスティックのコップで飲むのとは一味違うやん!と感動。
サラダの器もガラス。タオルケットと同じ柄のナフキン。
そうして肝心のお味はベリーグッ!
ここでNZ産 赤、白のワインをいただく。いい気分。

シンガポール航空と並び人気の高いこの会社。
なんとエコノミー席でもシートのヘッドレストの両側が頭を支えるように
内側へ折れるので、ヘタな枕なんかより快適に寝ることが出来るのだ。
(ただしこれに気付いたのは飛行機を降りる寸前・・・もったいない)

8/9(月)時差は日本より3時間早い ここからはフィジータイムで。

7:00 朝食 焼き魚&ゴハン or オムレツ&コッペパン
冷たい100%オレンジジュースでお目覚め。

眼下には深く青く広がる南太平洋。
あ、島だ!とうとうフィジーに到着だ!!

8:30 ナンディ空港到着。
すきすきの入国審査をちゃっちゃと通り抜け
貝殻で出来たレイを首にかけてもらう。にっこり。
今回はJTBのツアーを利用したのでまずはJTBバスで
ナンディ(このあたりの中心街)にあるJTBのラウンジへ。 
まずは両替を、とレートを見るとここのラウンジでは
なぜか現金よりもT/Cの方がレートがよいのにびっくり。
町の両替屋のレートとほとんど変わらなかった(1円ぐらい)が
結局現金だと1フィジードル(F$)=66円。
2年前に北京に行ったときの残りのT/Cを持ってた私は
1F$=60円で替えることが出来ました。
(ちなみに97年12月は1F$=95円、そこから下落して
 99年3月で1F$=61円だったらしい)

ランチはクラブハウスサンドとハンバーガー、フィッシュ&チップス。
さすが!というか海外に行くといつも思うのが
このポテトが激盛りで出てくること。とってもうれしい。
ビールはお店で頼んでもF$3〜4ぐらい。安いです。
(スーパーだとF$1.4=92円ぐらい/360ML缶)
ちなみにフィジーのビールは
「フィジービター、フィジーゴールド、フィジーエキスポート」
の3種。私はエキスポートがいっちゃんスキ。

14:00 ここ(ビチレブ島)から離島のマナ島へ。
10人乗りの
小型飛行機でいざ出発!
このちっちゃい飛行機が飛び立つ時はもうスリル満点。
こんなプロペラ機でほんまに飛ぶんか・・・?と
わくわくどきどきして・・・うわっ、と、飛んだ〜!!
我々は真下に広がる美しい海と島にうっとり。

15分ほどのフライトでマナ島へ到着。
真下を見るときれいなビーチから外人が手を振って・・・
おいおい!乳までべろんと放り出して振ってるやんか!
フィジーはヌーディスト禁止の国のはず、
などと堅いことは言わず「ええもん見してもろた・・・」と御満悦。
係長は見逃したらしい。うはは。

プロペラ機を降りると、出迎えのフィジアンが満面に笑みを湛えながら
「BULA!」とご挨拶。
そう、フィジーではこの「BULA!」がいついかなるときも
挨拶の言葉として用いられてるのだ。
道を歩いていても「BULA!」お店にはいっても「BULA!」
たぶんこの夏我々が一番多く発した言葉がこれになるであろう。

大きなトラクターの後ろに乗ってレセプションへ。
(このときの印象のせいか、あとで二人でなんとなくでてきたのが
 「ドナ・ドナ」。フルコーラス歌いながらお散歩してしまった)

日本語を喋れるSERUさんに案内を受けます。
この人がまたいかにもフィジアン!大きくて黒くって
笑顔がとっても魅力的。
そうしてとうとうエグゼクティブ・オーシャン・フロント・ブレへ!
マナは160室あるうちの10室ぐらいがエグゼクティブとか。
(ちなみにブレとはコテージのこと。
 オーシャン・ビューはちびっとでも海の見える部屋。
 ガーデン・ビューも然り。
 オーシャン・フロントは目の前に海がある部屋、だそう)

戸棚にはトワイニングのティーパックが黒塗りの木箱に入れられている。
中にはなんと8種類ものお茶たちが。
係長の好きなジャスミンティーもあってゴキゲン!
しょっちゅうお茶を作っては冷やしておいしく飲みました。

広い部屋に置いてあるエキゾチックで大きな扇。
そこにはエグゼクティブにお泊りの人だけのスペシャル・メニューが。

Dear VIP Guestで始まるメニューは

1.ウエルカムドリンクとしてヤシの実をうつわにした
  トロピカルドリンクがサービスされる。(うまかった!)
2.朝食の後、指定した時間に部屋にコーヒーを届けてくれる。
3.朝10時までに部屋の中のランドリーボックスに入れたものは
  その日の5時までに洗濯してお部屋に届けてくれる。
4.世界のどこへでも、エアメール3通まで無料で送ってくれる。
5.ビーチタオルを部屋に届けてくれる。
  (通常は必要ならばリネンブレに取りに行って返却しなければならない)
6.部屋の中にミニ・バー付き。
  (通常は冷蔵庫だけがあって中は空っぽ)
7.ゆっくりしたいのならレイトチェックアウトもおっけーよん。
というもの。

なんといっても3.のお洗濯してもらえるのがとってもよかった。
注意書きで高級なものは出さないように、と書いてましたが
そんなもの持って行ってるわけもなく
汚れたTシャツから水着からミニタオルまでさんざん洗濯してもらいました。
ふかふかになって折りたたんで持ってきてくれるこのぜーたくさ。
帰国後の洗濯量が一挙に減りました。

その後、滞在中のダイビングの申し込みに行き、
スタンプラリーがあるということで「まずはこの島を把握しよう!」と
1時間ちょいで8個所のスタンプ地点を制覇。
途中、この春できたてのチャペルにも立ち寄りました。
海に張り出したデッキからの景色はバツグン!
(後に部屋でくつろいでるときに窓の外をウエディングドレス姿のぎゃーじんさんと
 カメラマンらしき人が通りました。足元がサンダルだったので
 ほんまの花嫁さんじゃなく撮影で来てる人だったのでしょう。
 緑いっぱいの景色にバックは青い海、そして真っ白いドレスがとても映えてました)
ルックアウトポイントというこの島で一番高いところにある見晴らし台にも行きました。
ここからの
眺めは360度すんばらしい!!
行った人が「上るのはタイヘンだけど是非行きましょう」と
口を揃えていってたのも頷けました。
そうそう、先出の乳出しねーやんもまだビーチでいてたので
間近で見て「お、あの人や!」とコーフンしてしまいました。

スタンプラリーの制覇賞品としてかわいいメジャー付きキーホルダーをげっと。
(裏にF$6.6と書いてあった・・・わはは)

17:00〜18:00 お待ちかねのHappy Hour!
マナには2つのレストランとそれぞれに併設するバー、
そしてプールサイドバーがあり、カクテルメニューは統一だったのが良かったです。
まずはお約束のプールサイドバーへ。
カクテルはALL F$9.5(630円)、
ノンアルコールカクテルはF$4.5(300円)、
ビールはF$3.9〜4.3・・・これらが半額です。
貧乏人根性出していっぱい飲んだろーとはりきってたのですが
カクテルの量の多いこと!(へたな中ジョッキより多いかも)
このあとに控える夕食のために泣く泣く1パイでがまんしました。
係長は“Musi Mosi”(発音が「もしもし」に聞こえる)
私は“Fiji Times”どちらも絶品。
ちなみにネーミングが面白いからかおいしいからか
この「もしもしカクテル」はけっこうな人気でたくさん発注されてました。

ほろ酔い気分で部屋に帰ったつもりが爆睡。
夢の世界に行く前に係長が「レストラン予約してた方がええんちゃうか・・・」
といってたような気もしましたが、人間の欲の中で一番強いという
睡眠欲には勝てず、ぐぅ。

20:00 サウスビーチレストラン(コース料理とアラカルトのお店)

予感的中、満席でした。ううむ、やっぱり予約が必要だったか!
でもレストラン横のバーのソファで寛いだり
メニューを見ながら待つのもいいかと思った矢先、
係長が「ハラへった」とゴキゲンななめモードに・・・
ヤバイ!なんとかせねば・・・と目に付いたのがワインリスト。
勝手に持ってきちゃいかんかなぁ・・・と思いつつ、
ええい、背に腹はかえられぬ!とばかりに拝借。
どれどれ・・・とメニューを見ていたらすぐに席が空いた。ほ。

オーダー  Aコース WASAWASA (F$33)係長
      Bコース YANUYANU (F$55)ばぶ
      オーストラリア産スパークリングワイン
         SIR JAMES CUVEE BRUT(F$38)
 
スパークリングとはいえCUVEE BRUT.
しゅわしゅわを楽しみながら乾杯!

コースはどの皿にも青くて大きなレモンが添えてありました。
これがまた酸っぱい!
メインディッシュにはグレープフルーツのスライス添え。 
なるほど、レモン代わりかぁ、とびっくり。

Aコース 

つきだし 春巻き
前菜   オイスターのココナッツクリームソース オーブン焼きライス添え
     (レモンの味がきつくオイスター味があまりしなかったらしい)
口直し  パイナップルソルベ
本日の魚 WALU(鰆)のソテー トマトソース(小骨が多く苦労していた)
サラダ  いも、ブロッコリー、紫キャベツソテーの盛り合わせ
デザート ピーチメルバ

Bコース

つきだし 春巻き
前菜   サーモン&WALUのスモーク盛り合わせ
     サラダ&クリームチーズカナッペ敷
メイン1 URA VAKALOLO 
     (むき海老のココナッツ、ジンジャー、ガーリック炒め)
口直し  パイナップルソルベ
メイン2 オージービーフステーキ ベーコン巻
     ココナッツクリームソース 焼きトマト添え
     (ビーフを切るのに苦労したが食べてみると意外と柔らかかった)
サラダ  いも、ブロッコリー、紫キャベツソテーの盛り合わせ
デザート パイナップルの半切りをうつわにした
     スイカ、パパイヤなどフルーツ盛りだくさんのグラタン

またハラがはちきれそうになるほど食してしまった。げぷ。

その足でメインラウンジへ赴く。
その日のイベントはフィジーのダンス「メケ・ショー」
我々が行ったときにはほぼ終焉であったが
その後で行われたカヴァの儀式には一番乗りで参加してしまった。
カヴァ(CAVA)とはフィジーの胡椒の木から絞り取った汁のこと。
雑巾と見紛うような「きれ」に染み込ませた胡椒の木のエキスを
大きな器にまるで洗濯でもしているかのようにじゃぶじゃぶ絞り出す。
はっきしいって飲みたくないシロモノではあったが(見た目泥水)
神聖な儀式だということでおそるおそる参加。

まずは係長から。
飲む前に柏手を2回パンパンとやってから一気に飲み干す。
「シナモン味の飲み物やと思え」とこそっと耳打ちされた私は
うむむむ〜と苦虫をかみつぶしながら、ぐいっ。
(きゃ〜、まずい!でも思ったよりどろどろしてない・・・
 ってゆーかふつうの液体やけど・・・)
後に並んでる人たちも「えー」とか「ううん」とか怯えている。
「どうでした・・?」と聞かれたので
「おいしくはないけど飲めないこともなかったですぅ。
 シナモン味でしたよ」と答え、その場を後にした。
今回の旅行で一番辛かったかも知れん。

そしてマナでの初日が終了したのであった。

 
8/10(火)

7:00 ママヌザレストラン(メインダイニング)で
     ビュッフェモーニング
(マナ島あたりの島々をママヌザ諸島といいます)

ここでたまごを焼いてくれるおばさんは
ダイビングショップでガイドをしているアピさんの奥さんだそうです。
夫婦で同じ島で働いているということですね。
で、このアピさんというのが「伝説のガイド」として名高い方で
今回我々のマナ島での目的の大きな一つが・・・
また後述します。

このオムレツがまたおいちい!
ハム・ベーコン・マッシュルーム・玉ねぎの具で
好きなものを好きなだけ入れてくれます。
大抵「Everything!」なんですけどね。
(次の日から何も言わなくてもミックスオムレツを焼いてくれました。
 係長は後日目玉焼きが食べたかったのにオムレツを焼かれて泣いていました)

8:00 アクアトレック(ダイビングショップ)集合
   
フィジーでは一度ボートを出して一回潜ったら
その都度島に戻るというダイブが主流。
8時、11時、13時の集合で1日3本潜る人もいる。

ここは殿様ダイブさせてくれるところで
セッティングした重いタンクなどの積み込みから
ダイビングが終わった後の器材の洗浄まで全部してくれました。らくちん。

今日のガイドは「クッキ」
これまたまっくろくろすけのいかにも「BULA!」なおじさん。
半袖、半パンツのウエットスーツを着込んだ我々は
マスク・フィンを片手に早々にボートに乗り込むことに。

ポイントNO.3  YADUHA PINNACLES
         (アンドゥーハー ピナクルズ)
【5つのピナクル(尖塔)をイソバナ、ヤギ、そしてハードコーラルが覆い尽くす、
 地形を楽しめるポイント。色彩豊かで明るいので、写真派のダイバーに人気。】

このコメントを読んで先日購入した水中カメラの出番だ!とわくわくする我々。
沖縄のときと違い、ボートで10〜30分も走れば
いろんなところにダイビングポイントがあるという恵まれたマナ。
ここも20分ぐらい走ったでしょうか、あっというまにポイントについたなぁというカンジ。

ざぶん!とエントリーしたら・・・ずぶずぶずぶと沈んでいく。
おいおい・・・腰に付けたおもりが重すぎたのか?
その通り、結局私は地底をはいつくばる状態のダイブとなってしまい
両足にサンゴで見事な引っ掻き傷が多数。
いまだ治りきらず痛痒い状態になっています。
透明度は期待してたよりも悪く、3月に沖縄で潜ったときの方がだいぶよかった。
まぁそれでも機嫌よう海中をうろうろ楽しく泳ぎ
二人で最後にロープにつかまっているところをクッキさんが水中カメラで撮影してくれた。

で、ボートに上ろうとしたらなんだか係長の様子がおかしい。
なんと海中にいてたときから非常に気分が悪くなっていたそうで
係長の朝ゴハンは全てお魚さんたちの朝ゴハンになってしまった。
なるほど・・・ポイントが近いとこんな弊害があるのか、とびっくり。
そーして船上で死亡している係長を横目に
2人連れできている日本人の女の子と会話をするばぶきちであった。

彼女たちは1月にもマナに来ていたのだがなんとず〜っと雨に降られ
くやしさのあまり今回長期(12日)で再挑戦となったそうだ。
(フィジーは今が冬で乾季)
そしてお一人が今回のダイブでなんと200本目。
クッキさんいわく
くるくるダイバー」(放送禁止用語か?)の二人、
この旅行中22本ものダイブを成し遂げていた。すごい!

午後からのダイブを翌日以降にキャンセルし、
とりあえずプールサイドのデッキチェアで休憩することにした。
冬とはいえ日中の気温は29度まであがる。
でも湿気てないからかパラソルの下でいてると風がミョ〜に気持ちいい。
ううん、極楽・・・とごろごろしてしまう。
空を見上げると雲一つない青空。ヤシの木たちがめちゃめちゃ映える。
目の前にはプールではしゃぐおこちゃまたち。
ぎゃーじんのコも日本人のコもさまざま。
飛び込みを必死で親に見せたがってるボクは
「おとーさぁん!見ててよ〜!」を連発してジャボン!
微笑ましい光景に目を細めつつ 
焼けないようにビーチタオルを掛けてお昼のひとときを楽しんでいた。

はっと気付くと熟睡。
ビーチタオルがズレて右足の下半分だけがくっきりと焼け焼け。
びえぇん!色が沈着して今もしっかり跡が・・・
(帰国してみんなに大笑いされました)

13:00 多少復活してきた係長の希望で
      ママヌザレストランの日本食ランチへ。

メニューは3種類、毎日あるのは親子丼(F$12)
日替わりで麺、定食がありその日は冷やしそば おにぎり付き(F$10)と
唐揚げ定食(F$20)だったのでこれを一つずつオーダー。&私はビア。
お米が結構おいしい。(前夜前菜に添えてあったライスとは米が違ったようだ)
しば漬けもタクワンも輸入モノか?日本の味だ。味噌汁もうまい。
冷やしそばのタレに入れる生姜が現地のものだったようで
ちょっとしか入れてないのにすご〜っくキイてたみたい。
唐揚げは塩味だけだったのでちょっと物足りない。
冷やしそばのタレを拝借して付けて食べました。

食後にプールサイドバーでトロピカルドリンクをオーダー。(Fruits Smoothy)
(私はさらにビア)やっと目が生き返ってきた係長でした。

20:00 サウスビーチレストランへ。
      (ママヌザではテーマビュッフェとしてこの日はロボ料理。
       土の中に鶏やら豚やら芋やらを入れて蒸すという
       フィジーの名物料理なのだが、イマイチそそられなかったのと
       係長の「カレー食いたい」でビュッフェはパス。)

本日のスペシャルシーフードカレーは蛸のカレー。(F$20)
私はメインコースのロブスターガーリックを。(F$44)
これがロブスター一匹まるごとというすごいボリューム!
えびが口の中でごろごろするぅ・・・と大満足。
カレーは想像してたようなカレースパイスがきいたものではなかったが
なかなかおいしかった。添えてあるひらべったいえびせんがめちゃウマ。
どうやらこの店はちょっと塩使いが多いようだ。
飲み物は大事を取って係長はノンアルコール「Sunny sipper」
私はまたまたビア&ハウスワイン(グラスF$3.3)をいただく。

ここのお店のリストによると
スパークリング F$30〜39
白       F$26〜39  
赤       F$23〜44
ハウスワインは1リットルF$18である。
いずれにしろお安い。

この日は「漢方じゃないとイヤン」という係長の口をこじ開け
私の持参した胃薬(妹の薬局から試供品をもらっていた)を
むりやり飲ませ就寝。

8/11(水)

本日の予定は午後からのダイブ一本のみ。
とゆーわけで朝はお寝坊してごろごろ。
天気は相変わらずの快晴、係長の顔もずいぶん晴れやかになった。

9:00 ママヌザレストランモーニング

昨日とはちびっと違うメニューがちらり。
ママーのイタリアンスパゲッティ太麺版みたいなやつが
ミョーに懐かしいお味。
ゆで卵もありたまご好きの私としてはとってもハッピー。
お皿にころころさせながらアピの奥さんの前へ立つ。
するとこちらが何も言わないうちにベーコン・マッシュルーム・玉ねぎを
ちょびちょびとフライパンへ入れた。
あれ、ハムも入れてよ〜と言うと首を横に振りながら私のお皿を指差し
「ゆで卵があるからオムレツは小盛りにするのよ〜ん」と言われてしまった。
ちっ、こんなことなら先にオムレツを作ってもらってから
ゆで卵を取れば良かった・・・という後悔が頭を過ぎったが
いやいや、健康を考えてくれてるのだから、と素直に従うことにした。

係長はフルーツ、ヨーグルトを中心に控えめな朝食に。
学習効果によりお昼は抜いてダイビングがすんだ後に食べようね、と
打ち合わせ。

ここでちょっとマナ島の全図を説明します。

島は東西に長い長方形をしている、と想像していただきたい。
東の方3分の1は「聖域」として外国人の立ち入りは禁止。
西の方3分の1にプロペラ機発着所、チャペル、サンセットビーチがあり
真ん中の部分にそれぞれのブレやレストランがあります。
(ほとんどをこの真ん中の部分で過ごすことになるの。以下詳細)

南北は徒歩5分ぐらいで行き来できる距離で
それぞれにノースビーチ、サウスビーチがあります。
桟橋やダイビング・ブレ、ボート・ブレがあるメインのサウスビーチ。
逆に人も少なく静かなのがノースビーチ。
デラックス・ブレ、エグゼクティブ・ブレがこのノースビーチに面しており、
我々のブレから10歩でノースビーチなのですが
そこにそれぞれのブレ専用のパラソル&デッキチェア2つが置いてあるのです。

なのでプライベート気分満喫!
実際ノースビーチに誰もおらず二人占めするというぜーたくな時間も過ごせました。

朝食後、マスク・フィン・ライフジャケットを持って部屋から水着のままでノースビーチへ。
午前中からお昼にかけて干潮になるので
沖の方までサンゴに気を付けながら歩いていけるこの時間が
絶好のシュノーケリング・タイムなのです。
膝ぐらいの水位になればよゆーでぷかぷかできます。
そうして海の中にはコバルトブルーのちっちゃくてきれいなお魚を始め
サヨリ・べら・ゴマモンガラなどがわさわさと泳いでいる。
朝食のパンを片手にちょっとづつちぎってあげると
すんごい勢いで食い付いて来る!
私は、夢中で海中を覗いている係長の身体のまわりに
パンをぽいぽい投げつけてやると、びちびちイキのいいやつらが
彼の周りに集まり出し、身体をつんつんつつかれだした(ようだ)!
シュノーケルの筒から「ぐぅおーーっ!!!」という係長の声。ぐふふ。
しばらくはお互いのまわりにパンの投げっこになり
死ぬほど寄ってきたお魚ちゃんと戯れるハメに。

ちょっと移動しようかと砂浜伝いに西の方へ歩いていくと
係長が浅瀬でタコ発見!沖の方にすいーっと優雅に泳いでいった。
さらに係長が直径20センチぐらいのエイを発見!(目ざといヤツ・・)
小さな岩場にはお約束のカニもいてるしヤドカリもいてる。
(何で私は甲殻類しか発見でけんのやろ・・・)

ライフジャケットのおかげで体力もさほど消耗せずに
シュノーケリングをたっぷり楽しんだ我々は
部屋に戻り午後のダイブの準備に取り掛かった。
係長もなんとかもぐもぐできそうな体調まで復活。

ところでこの島は景山民雄の「遠い島から来たCoo」のモデルになった島で
干潮時には恐竜の足跡とされるものが浮きあがるらしいです。
(見に行く時間がなかったけど)
ちなみにフィジーの他の島でヤサワ島は
ブルック・シールズの「青い珊瑚礁」のロケ地として人気です。

13:00 アクアトレックへ。

今日のガイドはなんとあの伝説のガイド「アピ」!!
何が伝説かというと、彼は世界で唯一野生のサメを餌付けしている人なのだ。
彼の「シャーク・フィーディング」は非常に有名で
週に一度この餌付けを見るダイブがあり
我々の今回のメインイベントのうちの一つとして楽しみにしていたのです。
シャーク・フィーディングは木曜日、つまり明日。
その前日に先駆けてアピにガイドしてもらえるなんてとってもラッキーでした。

ポイントNO.5  NORTH REEF(ノースリーフ)

【いろいろなお魚ちゃんが楽しめるポイント。
 ダイバーに人気のクマノミの中でもフィジーにしかいない
 オレンジアネモネフィッシュ(しっぽの先までオレンジ色)と
 チョウチョウウオの仲間でドットが身体のナナメに走ってるのを見つけましょう】

ポイントまでボートで10分。昨日よりも近かった。
今回は私が水中カメラマン。よ〜し、ぐわんばるぞ!

透明度は昨日よりちょいといいかなぁ〜程度。
フラッシュをたいて・・・お魚が動く〜撮られへん〜!
でもカメラを持ってうろうろするのってけっこう面白い!
あ!ドットのあるやつめっけた〜
こっちにはアネモネフィッシュも!
私は夢中でいろんな魚を追いかけ興奮状態でわくわくしていた。

長く潜ったときは最後に水深5Mぐらいのところで
3分停止してから上がらなくてはいけない、というのがあり
係長がボートと海底をつないであるロープにつかまってゆらゆらしていた。
私も同じくつかまっていたのだが残りの水中カメラを撮りきってしまおうと
海底や周りをきょろきょろみているうちに、ふと気付くと係長がいない。
(ありゃ?)
いや、係長だけじゃない、なんとロープが切れていたのだ!
私は海底から伸びている一本のロープにひとりつかまりぼげ〜っとしていたのだった。
(うーん、ま、いっか。)

ボートにあがったとたん係長がシンパイそうに駆け寄って来てくれた。
「だいじょうぶか!?」
私はぜんぜんヘーキだったのだが
海中でも一人うれしがってカメラに夢中になり
ダイバーの群れからはぐれがちな私を見て
係長は海中でいるときからハラハラしっぱなしだったそうだ。
おまけにロープが切れたままぜんぜん上がってこないし。
「ダイビングより心配することで疲れた」だって。
・・・どーもすいませんでした。

とりあえず部屋に戻ってお風呂に入ってからランチ!
サウスビーチレストランのピザがおいしそう。
明太子パスタもあるとか。どんなんやろ??
ところがこのランチ営業は16:00まで。
急いでシャワーを浴びて用意して・・・がんばったのですが
レストランに駆けつけたときには「only drink time」になってしまい・・・
ぐすんぐすん。この高まった気持ちとすきすきのハラをどーしてくれよう。
係長は「ハラへってない」とへーぜん。
しかたがないのでショップでポテチ&クッキーを購入、
お部屋で紅茶と一緒にいただくことにした。

17:50 ママヌザレストラン カレービュッフェ

紅茶を飲みすぎてhappy hourはパス。
18時からのビュッフェにハラの減った私がフライングで出発。
シーサイドのオープンテーブル席でサンセットを楽しむ。
ウエイターのにーやんがドリンクオーダーを取りに来た。
一応18時までがhappy hourということで
ここでオーダーしたビアは半額になった。らっきー。
係長も久々のアルコール飲料摂取に満足。

カレーは野菜、ビーフ、チキン。
意外にも野菜カレーが一番スパイシーだった。
一瞬マイルドなので騙されるんだけど後できます。
フィジーは人口の4割がインド人だけれど
ここは島だからカレーってこんなもんなんかなぁ・・・ってカンジ。
あとは豚の角煮やらフライ系やら・・・
それより何よりピクルス系が充実していた。しかも激辛。
私はコワくてほとんど取らなかったが(珍しい)
係長はけっこう泣いていたように思う。
少し離れたところでおばさんがナンを焼いてくれていた。
私はビアをおかわり。係長は用心のためかノンアルコールMANA PARADISEを。

早めに部屋に戻ったのだがすることがない。
まぁ「のんびり」がコンセプトなのだからぜんぜんオッケーで
絵葉書を書いたりしてごろごろ過ごしていた。
しばらくすると係長が「ヤドカリレース、行く?」と言ってきた。
「うーん、べつにいいや。(賭けはイマイチ好きでない)
 ・・・でもすることないし、行く?」
「うん。」
ということでよっこらしょと腰を上げる。

21:00 メインラウンジでヤドカリレース開催

これは10匹のヤドカリ(背中に番号が書いてある)を競りで落とし
上位3位までが賞金(競りの合計金額)を手にするというレースだ。
この島の中で現金が必要になるときはこのレースとビンゴゲームぐらい。
あらかじめ聞いていた情報によると
最初の方で競り落とした方が安く落とせるそうで
「F$20を握り締めて参加したら30・40・50・・・と
 どんどん上がっていくのにとてもついていけなかった」という状態らしい。
見てるだけでも充分に楽しめる、という記述があったので
そうしよう〜と思っていたのだが
「ワシが出したるから参加しよう!いくらまでにする?」という係長の一声。
「じゃぁ・・・F$30までにしよう」と決定。

「BULA!」と始まったヤドカリレース、
まずは司会のおっちゃんがそれぞれのヤドカリを紹介していく。
観客席の中に入り込み一匹ずつじっくり見せてまわるのだ。
ヤドカリは出身国と名前がついていて日本のはNO.3の「MITSUBISHI」だった。
しかし他のに比べ日本のヤツは殻に閉じこもったままなかなか出てこない。
「あかんな・・・」二人で顔を見合わせる。
NO.4が中国の「CHING CHING」ネーミングが気に入った係長が
「これや!」と目を付ける。
貧乏人根性の私は「最初に落とした方が安く手に入るみたいだけど・・・」
と弱気。

ともかくそうこうしてるうちに競りが始まった。
50¢からのスタート!
なかなかみんなもコツがつかめないようで戸惑っていたが
結局一匹目はF$7で決定。
(おお、やはり安いやんか!これは2匹目のでいっといたほうがいいのでは・・・)
と葛藤する中、NO.2はF$13で決定。
さて、日本の「MITSUBISHI」くんは・・・やはり日本人がげっと。F$15だった。

で、とうとう我々の目指す「CHING CHING」の番だ。
しかしスタートしたとたん後ろの方から「FIVE!」という声が。
振り向くとチャイニーズのにーやんが目をぎらぎらさせている。
(む、やばい・・・あのにーやん、なんぼでも出す気や。)と直感。
しかし我々も一旦目を付けたヤツ、早々引き下がれない。
「12!」といえば「13!」「15!」とどんどん上がっていく。
ほとんど我々とにーやんの一騎打ちになり、盛り上りはぜっこーちょー!
私は(このにーやんはぜったい引きさがらへんな、よし、どんどん上げていったろ)
というほぼ確信犯のようなワルさで
にーやんに負けぬようすごい勢いで値を吊り上げていった。
しかしとうとうにーやんが「28!」といったところで
係長と目を合わせ(ここらへんにしといたろう)ということで「Finish」
そーして満面に笑みを湛えたにーやんの「28」という数字が
前に掲げてある黒板のNO.4のところに書き込まれた。
おそるべし、チャイニーズ。

NO.5はイギリス(だったと思う)の「IRON RADY」がF$30で。
このトキ我々は
“ほとんど買う気がないのに値を吊り上げるのに一役買ってるサクラ”状態で
勢い良く競りに参加するが最後まで行かない人と化していた。(やなやつ)
NO.6がU.S.Aの「O.J.SIMPSON」
アメもんか・・・競争率激しそうと思っていたが意外におとなしい。
フィジーへの観光客は「にゅーじーらんだあ」と「おーすとれいりあん」
が多いからか??ともかくホンキで参加や、参加!
しかしすでにNO.5はF$30、
たいがいは前の値段より釣り上がるのがこういう「競り」だし
予算オーバーはなぁ・・・と少し控えめに参加していたら
なんと係長の後ろからマナのスタッフのおばちゃんがぬっと出て来て
「もっとイケイケ〜」とそそのかす。
さっきのチャイニーズとの戦い&吊り上げ術で(コイツはイケる)と思われたらしい。
挙げ句の果てには係長の腕を取り、上に掲げて挑発!
会場も大いに盛り上りまくり!
そうして我々は異例の(?)「前のヤドカリより安価」に落とすことができたのだった。
ちなみにお値段はF$28、きっちり予算内です。うふ。

結局その後は40、50といってしまい
なんとNO.10はF$85で、トータルF$300以上になってしまった!すごい!

レースはラウンジの真ん中にチョークで大きな円を描き
中心部分にヤドカリを集め小さなバケツでふたをする。
で、早く円の外に出たヤドカリの勝利。
司会のおっちゃんがレース前にバケツのフタをそっとあげると
元気のいいヤドカリがフライングでちょこちょこちょこと出て来る。
そいつをつかまえて中心部分に戻しながら
「ん〜、こいつは6番だな!」とか言ってる。
おお!われらが「O.J.SIMPSON」!!めっちゃめちゃ元気いいやん!
その後もイタズラにバケツをあげるたびに
飛び出していくのは6番他2匹ほど。
(おいおい・・・そろそろ本番やってくんないと
 体力無くなっちゃうやんか〜!!)と、はらはらむかむかどきどき。
観客は円のまわりにがぶり寄り。一時の静寂。
「GO!」の掛け声と共にヤドカリが結構すごい速さで外に向かってダッシュしてる。
みんなも真剣で歓声を上げながら熱くなっている。
そうして2匹のヤドカリがわずかのタイミングでゴール!
逆方向に進んだもう一匹が続いてゴール!!
まだ真ん中でちょろちょろしてるヤツもいてる。
想像をはるかに上回る面白さでレースは終了した。

しかし誰も「いったい何番のヤツが勝ったんだ?」ということはわかっていないのだった。

そして司会者の手に委ねられた発表の時間・・・
黒板に書き込まれたものに6番の姿はなかった・・・!!
くやしい〜っ!
1位 NO.9 (F$40)
2位 NO.2 (F$13)
3位 NO.1 (F$7)

部屋に帰る道すがら
(最初に司会のおっちゃんがシンプソンによけいな体力を使わせなければ・・・)
(やはり最初のヤツに賭けときゃよかった・・・くくく)と
悔し涙を流した私だったのでした。

これが今回の旅行でもっともエキサイティングだったように思います。

8/12(木)

ちょっとくもり空。
でも毎日風が強いので雲が出ててもすぐに流れていってるし
だいじょーぶだろう、と朝食へ。

7:00 ママヌザ・モーニング

アピの奥さんにオムレツを焼いてもらいながら
今日シャーク・フィーディングに行くことを伝える。
今日は午前&午後と2本潜る予定なので、昨日の失敗を教訓(?)に
朝ゴハンのプチケーキ&ヨーグルトをちょいと拝借。
午後のダイブの後に食〜べよっと。
海を見ながら朝食を食べていると
「ぽつ」と冷たい感触。・・・ううむ。

8:00 アクアトレック

ポイントNO.15   SUPER MARKET(スーパーマーケット)

【伝説のダイバー「アピ」によるシャーク・エンカウンター・ダイブは、あまりにも有名。
 サメ以外にも、主役はいろいろ。カンムリブダイの群れ、巨大ウツボ、カスミアジから
 チョウチョウウオまで。“何でもそろって”いる。この“豊富な品揃え”に由来する。】

日本人のヨシさん(脚ノ 好美・男性)にブリーフィングを受ける。
(ダイビングの前には毎回“今日はどこどこに潜って・・・”と説明がある。
 最初二日間はユウジさんという人がしてくれた)

このアピのシャークフィーディング。
もともと20年前にアピが食事用のお魚を獲るのに潜ってたとき
ちょっとだけエサとしてお魚を一個所に残していく、ということを繰り返していたら
野生のサメが集まるようになったのがきっかけ。
だから決してショウ目的で集めたサメではないのだそうだ。
で、10年前にこの様子をみんなに見せるのはどうだろう、とヨシさんに持ち掛け
今に至る、というわけだ。
だから他の島からいろんなダイビングショップが
アピのフィーディングを見たい、と要望があるけれど
「マナーの悪いショップはお断りしてます。
 だからほとんどのショップはダメですねぇ」とのこと。そうなんだぁ。
ある場所にサメの餌を置く場所があって
みんなはその周りの岩場からフィーディングの様子を見る、というやり方。
「みなさんには一番いい場所から見てもらえますからね」だって。やった!
でも実はこの一番いい場所は流れが結構あって
岩につかまってじっとしてるのですがカメラを操作しようとしたら
すぐに流されちゃう。またまた係長にずいぶん助けられました。
(しかし苦労して激写した!と思っていたカメラだったが
 なんとフィルムがうまくかみあっておらず何も写っていない結果に。
 イヤ〜な予感はしてたんだけどなぁ・・・とほほ。)

「いままでの最低は4匹きました。多いときはそれこそ50匹のときもあります。
 もしみなさんが今日一匹も見れなかったら・・・
 それは今までで初めての“スゴイ”ことです!」とヨシさん。
なかなかユーモラスな人でした。

エントリーするといきなりエサ場が目に入った。
いいポジションをげっと。
すでにハタタデダイやチョウチョウウオが乱舞してる。
透明度もけっこういいやん!
じっとしてるとアピがやってきた。
既にエサを持つ手に魚が集まって来ている。

・・・き、きたきた!サメや!小ぶりだけどサメやん!
見る見るうちにサメが集まってきた〜!
もしかして2Mぐらいあるのかなぁ・・・という大きいのもやってきた!
アピはサメのひれをつかまえて我々の目の前にサメを連れて来てくれたりして
とってもとってもおもしろかったです。
(係長は怖かったらしい)
サメはグレーリーフ・シャークという種類でした。

カメラは全滅でしたがこの時の様子はビデオサービスをお願いしてたので
ちゃんと手元に残ってます。なかなかよいですよ。(F$77)

ボートからあがったらなんと雨。海中では分からなかった。
おまけにめちゃめちゃ寒い!!!
ぶるぶる震えながら何とか戻ったその足で即部屋に行き
バスタブにお湯を張ってほぉっと一息。
(バスタブはデラックス&エグゼクティブの部屋にしかないのです。うふ。)

しかし雨足が強くなってきた。おまけにすごい風。
今日は最後のダイビングが午後からあるのに。

13:00 部屋に備え付けの大きな傘を差しアクアトレックへ。

海が波打っている。ものすごい状態になってきたなぁ・・・
狭いダイブ・ブレの中はなんだかいっぱいの人で賑わっている。
中に入って状況を聞いてみたところ
11時に集合してダイブに行ったボートが荒れた天候で右往左往、
今ようやく帰ってきたところらしい。
そうして「残念ですが午後からのダイブはキャンセル」になってしまった。
でもまぁだいぶ寒かったので逆に良かったかも。
それじゃぁ、ということでアクアトレックのTシャツを買ってもらい
ミーハー度全開でアピさんにサインしてもらっちゃいました。
係長はスル(腰に巻くパレオのようなもの)を購入。

そうして「ちょっとは知的なこともせねば」ということで図書館へ。
キレイな図書館には日本語の本がけっこうおいてありました。
(私は“いいひと”の単行本を見つけ、読みふけってしまいました。
 どこが知的やねん。)

で、ちょっと小腹がへったということでサウスビーチレストランへ。
私は念願の(?)ピザを頼もう!とウキウキ。
マナ特製ピザ(F$11)を頼みました。
係長はホット・ドック(F$7.5)。
そうしてビア&グラスワインでのんびりランチタイム。

部屋に戻ってまたまた一休み。
(朝持ってきたプチケーキが無駄になっちゃったなぁ・・・)
と思いつつ、ま、後で食おうとテーブルの上へ。
そのままぐうと寝こけてしまった。

そろそろ夕食だなぁと、ふにふに起きる。
テーブルに目をやると・・・きゃ〜っ、アリさんがいっぱい!!
こういうところに泊まるんだから、と
紅茶を飲んだコップなんかはマメに洗ってたのにぃ・・・不覚。
またしても睡眠欲に負けた・・・。
ううう、プチケーキ食べたかったのに。

19:00 ママヌザレストラン アジアンビュッフェ

アジアン・・・という言葉にディープな料理を想像しがちだが
これも予め「日本の料理が多い」と情報を仕入れていた。
なんとまぁ串カツからお好み焼き、でっかい魚を丸ごと焼いたもの、
八宝菜、チンジャオロース、角煮、ビーフン炒めなどなど・・・。
これがけっこうイケました。
お好み焼きは晴れてたらお外で焼いてくれるみたいだけど
(前夜カレーのナンを焼いてくれたところで)今回は残念ながらボツ。
でもソースは「おたふく」らしい。おいしかったよ。
マナでの最後の夜ということで係長の復活も併せてお祝い(?)の乾杯!
オーストラリアのシラーカベルネ(F$27)が「けっこうなおあじ」でした。
二人ともすっかりゴキゲンモード。

21:00 メインラウンジでサプライズアクティビティ

これは「KIDS MENU」に書いてあったので
まぁどっちゃでもええかな、と思ってたのですが
けっこう面白いらしく大人も子供も楽しめる、というのを聞いてたので
とりあえず見てみることにした。
そしたら司会のおっちゃんがあのヤドカリレースのおっちゃんと同じで
大人を6人ぐらい2列に並ばせて
先頭の人から順に、一本の長い紐を首から足先まで通して
どっちの列が早く全員がひもで繋がれる状態になるかを競うという
単純なゲームが始まった。
一列はジャパニーズ、もう一列はNZ&オーストラリアのチーム。
さらに繋がれた状態で柱の周りを走りまわったり、紐を元の状態に戻したりと、
シンプルだけど意外にみんな見てる人も面白いゲームが展開されていた。

その他子供だけのイス取り合戦や
司会者が勝手に選んだ男女のペアに、
新聞を折りたたんだ上でダンスをさせその新聞を徐々に小さくしていって
一番バランスをくずさず新聞の上から落ちなかったペアの勝ち、とか
(最後は女性を男性がおんぶする、という状態になったりしてた)
リンボーダンスとか・・・。
(一応参加したが身体のカタい私には所詮無理な話)
けっこうな年齢(推定60〜70歳?)のおばーちゃんも参加。
お年寄りには判定の甘い司会者もとっても好感が持てて良かったです。
さすがにコレはぎゃーじんのおちびさんが優勝!となった。
それぞれの勝利者にはTシャツなど賞品が配られ
みんなで楽しく盛り上った夜となりました。
(他にも国対抗歌合戦とかビール早飲みとかいろいろあるらしい)

これがフィジー独特の雰囲気らしいです。
みんな、仲良く遊ぶ、って。
「なかなか日本人はこういうのに参加するのが苦手だけれど楽しいですよ〜」
と聞いていた通り、想像以上に楽しい時間を過ごせたなぁ、と思います。
だってヤドカリレースもサプライズも
べつにいいかぁ〜と思いつつ参加したものだったのに
ホント面白かったんだもん。

こうして最後のマナの夜はポリフェノール摂取&アクティビティで
心地よい疲れの中おねむになりました。

8/13(金

昨日の雨&風&寒さがウソのように朝っぱらからすごい快晴!!
いつもは9時〜10時ぐらいから真っ青になるのに
今日は7時からピーカン。
これだからリゾートはやめられへん。
ゆっくり寝ようかといってたけれどむずむずと起き出してしまった。

ブレ前の小道&ノースビーチをお散歩。
朝早い、だれもいない海はキラキラしてて本当にきれい。
サギのような鳥が優雅に浜辺を散歩してる。
晴れてよかったなぁ〜。

8:00 最後のママヌザ・モーニング

アピの奥さんに無理を言って一緒に写真に写ってもらう。
テーブルの下にわんころがやってきてものすごくじゃれる。
めちゃカワイかった。
本島まで船で戻るので桟橋にいてるお魚さんたち用にパンをげっと。

サウスビーチの手前の方が黒くなっている。
一瞬サンゴかなぁ?と思ったらなんと魚の大群!
帯状になってずーっと伸びている。ものすごい!
桟橋のお魚さんたちはこれまた食欲旺盛。
エメラルドブルーとでもいうような美しいのがわんさかいてて嬉しかった。

10:20 マナ島出発

船の入り口ではサヨナラを歌ってくれるにーやんが
ギター片手に熱唱。(これまた写真を一緒に・・・)
3階建ての船のいちばん上に登り、プロペラ機、水上飛行機が飛ぶのを見ながら
我々もマナ島を後にすることになった。
途中ビーチコマーなど他の島に立ち寄りながらの船旅は
アイランドホッピングのようでちょっと得した気分。
ちいさな島は桟橋がないのでなんと小型のボートで近づいて来てそっから乗船。
へぇ〜、こんなん初めて見たよ。

12:00 デナラウマリーナ到着

ナンディタウンでお買物、ランチは中華料理屋へ。

Bi.Yuen.Restaurant
四川料理中心の辛いのがお得意だけど日本人の口に合う辛さにしてくれるとか。
オーダーは
   云呑湯麺(ワンタンメン)     F$ 8
   白云炒飯(白雲チャーハン)    F$ 7
   宮爆蝦丁(エビの四川風辛味炒め) F$13
   フィジービター          F$ 3×2
  (ちなみにワインもおいてあり
   白はシャルドネ F$25〜28、赤はシラーカベルネ F$25〜28)
とーぜんのように
「我々は辛いのが好きだからとびきり辛くしてねん」と注文。
係長は脳天から汗をだらだら流しながら食していた。
周りを見回すといろんな国のガイドさんだらけ。
「この店“当たり”やな」と二人でにんまり。

14:00 シェラトン・ロイヤル・デナラウ・リゾート

ここにはシェラトンと、シェラトンロイヤルと、ロイヤルヴィラの
3つのホテルが同じ敷地内(といってもめちゃ広いけど)にあります。

デラックス・ガーデン・ビューのセニカウVILLAGE 101号室。
(それぞれの区画でなんとかVILLAGEと名前がついている)
ガーデンビューといいつつ海もちょびっと見えるし海まで近いし
部屋も結構広いし・・・とってもいいカンジ。
窓からはお隣の敷地のデナラウ・ヴィラも見える。
この5月にできたメゾネットタイプでめちゃめちゃ広いらしい。

この部屋にはスリッパがなかったので
機内用にと持参していたスリッパが活躍。
こういう小さな情報は今回全部インターネットで仕入れてたので
本当に役に立ちました。
実はマナもそうだったのですがハブラシがおいてないのです。
これはフィジーでは普通のことみたい。

とりあえず探検しよう、とお散歩へ出発。
マナでもよく見かけた鳴き声のかわいい鳥や
動体が鮮やかな緑色、頭としっぽが真っ赤な小さい鳥など
日本では見たことのない鳥ばかり。
ナンディタウンで一匹だけ見かけたハトが
きっとこっちでは珍しい鳥になるんだろうなぁ。

17:30 メケ・ラウンジでHappy Hour

ここは一日に2回Happy Hourがあり(30%オフだった)
17:30〜18:30と21:30〜22:30
我々が行った夕方はギター&歌と踊り(?)付きでとっても情緒あふれる状態。
私はスペシャルカクテル(週or月替わりかな)の「Wai ni Bula」F$9.5
係長は「PINK CORAL」F$11.5
レシピは“A double white Rum,Pineapple Juice,Orange Juice,Mango Juice,
Passionfruit Juice and Grenadine”
私のは書いてなかったけど通常メニューの「Wai ni MANA」が
“Cherry Brandy,Cremede Banana,Coconut Cream and Orange”だったので
似たような組み合わせかな、と。ちなみに色はきれいなブルーでした。

カクテルはF$9.5〜12.5、SHARE-A-TONっちゅーのだけF$16
ノンアルコールはF$6、MIDNIGHT OILっちゅーのだけF$9.5
ワインはF$7〜9.5/glass、シャンパン F$12.5
フィジービアF$4、Draught F$3.5 輸入ビアF$6.5〜7.5
ボンベイF$7、バーボンF$6
ソフトドリンクF$2.8、フルーツジュース F$4
・・・マニアックになってきた。

つきだしとして無料で飲茶もどきが登場。
小さな飲茶籠の中に肉団子、サモサ、ソーセージデニッシュとケチャップが。
(肉団子はイモの割合が多いと係長が嘆いていた。
 サモサの中身はコロッケもどき。けっこうウマい。)
これで二人で1000円足らず。ホテルの中とはいえ安いもんです。

20:00 浜町レストラン ロイヤル店 (鉄板焼きのお店)

最初にJTBでクーポンをつけてたので(夕食&朝食で7000円)
デラックスコースをいただく。

普通にオーダーしたらF$65・・・安いやんか・・・。
(ちなみに朝はF$27.5のビュッフェだった)

  刺し身(氷のかまくら付き、凝ってる!)or 天ぷら盛り合わせ

        海老とWALUのグリル

  フィレステーキ or ミックスグリル(仔羊・牛・鶏)

  シャーベット・サラダ・ミニ冷やしうどん・ごはん・味噌汁・デザート

オーストラリア産 スパークリング Yellowglen Brut Cremant F$32
オーストラリア産 赤 95年 Jamiesons Run COONAWARRA F$23/half
(白はF$35〜68、赤はF$33.5〜290!)

一つの鉄板の三辺に8人ぐらい座れるようになってて
我々の横には日本人の5人家族が。
おにーちゃん(10歳ぐらい?)、いもうと二人(5歳&2歳ぐらい)
いいおとーちゃんや!私が子供の頃なんて海外なんて夢のまた夢やったのに。 
最初はシェラトンに2泊、続いてロイヤルヴィラに2泊のプランで申し込んだらしく、
奥さんが「もうヴィラのほうが断然良くって最初のシェラトンなんか
何だったんだろう・・・ってぐらい。部屋数が多すぎてどこにどの荷物を置いたか
わからなくなるんです。子供たちなんて部屋に入ったとたんかくれんぼが始まって・・・」
と嬉しそうにコーフンしていた。

我々が後から行ったにもかかわらずクーポン利用だったからか、先に料理が出始めた。
おこちゃまたちはいいなぁ〜というような目で見てる。
(早くあの家族のブツが来ないかなぁ)という二人の気持ちをよそに
次に出てきたのもその次も我々の・・・。

おちびちゃんはテーブルに突っ伏して寝てしまいそうになるし
お店のにーやんはもくもくと我々の海老たちを焼いてるし・・・
と、そのときにーやんの手が滑りいっぴきの海老がつるんと床に落ちてしまい。
慌てて厨房に海老を取りにいってしまった。
息子「あ!海老落とした!」
母 「生きてたのよ」
息子「だって今あの人が・・・」
母 「生きてたんだってば」
さすがに関西人。おとなしそうなおかあさんだと思ったけどちゃんとボケてるわ。
(うーん・・・海老はいいから早くこの家族のオーダーしたの出して〜!)
と、苦悩してる私の目にふと止まったのが刺し身についてた「かまくら」
中身は既に無かったのでツマをよけよけしてキレイな状態で
隣りに座ってたおこちゃまのオモチャにならないかなぁ・・・と渡してみた。
そしたら目をキラキラさせて、ちめたいかまくらをなで始め
寝ていたおちびちゃんも起き出して「あたしも〜」と元気になってきた。
ほっ。なんかちょっとでも間が持ってくれれば・・・という
私の意図がなんとかイケたようだ。
(単に、“もし私がおこちゃまだったら触ってみたいと思うだろうなぁ・・・”
 と考えたからですが。)

そうこうしてるうちにやっと隣りの家族用の肉がやって来て
ほ〜っと胸をなで下ろしたのでありました。

ちなみにやはりこの日も激盛りメニューだったので
はちきれてしまいました。
お店の手配ミスか「ミニ冷やしうどん」が出てこなかったのが幸いでした。
(ちょっとどんなモンが出て来るかキョーミあったんですが・・・)

浜町レストランは我々の部屋のすぐ近くだったので
重いお腹を抱えて即座に部屋に戻ることができたのがよかったです。

8/14(土) 

9:00 オーシャン・テラス 

ビュッフェ・モーニング。さすがにマナと比べると洗練されたカンジ。
メニューはベーコン・ソーセージ・焼きトマト・ポテトなどなど。
ここはパンが充実しててムシパンやマフィン、フレンチトースト、パンケーキ・・・
私はベーコンクロワッサンがお気に入り。
でも、フレンチトーストも絶品!でした。
ここでもオムレツはコックさんが焼いてくれます。
だいたリゾートに行くと通常のパターンのようですね。
腕前はアピの奥さんの方が上ってカンジでした。
そうそう、驚いたことにサラダがぜんぜんないんです。
マナでも大きな器にぽいっとサラダがあったのに・・・
あ、でもジュースは5種類ぐらいありました。
(apple,pineapple,orange,toropical,mangoかな)

きのうのラウンジでも思ったのですが
意外と日本人比率が低いんです。
前日のhappy hourでは日本人は我々だけだったし
今日のこの朝食も見渡した限り我々他一組ぐらい・・・
もちろん時間がずれているのでしょうが
もっと日本人が多いイメージだったのでなんだかトクした気分で
過ごせたのは確かです。はい。

10:00 ナンディタウンへお買物に出発。

フロントでJTBバスを待つが来ない。
フィジーは通称「フィジータイム」というのがあって
けっこう時間にルーズな国らしいんです。
フィジーの地元の人と待ち合わせをしたら1〜2時間来なかったとか
わりとあるみたいで・・・。
でもその日まで我々はフィジータイムの被害を受けてなかったので
(とうとうきたか?)というカンジでした。

一応JTBは日本のガイドがいてるから時間にはまぁ正確だろうに・・・
とかなんとか考えてるうちに10分ほどたったでしょうか。
ホテルの前に停まっている一台の車から人が降りて声を掛けてきました。
「ナンディへ行くのかい?JTBバスは来ないよ。
 無料でいいからナンディまで乗せていってあげるよ」
え?バス来ないの?ほんまに?げげ・・・どうしよう・・・。
うーん、これって大丈夫なのかなぁ?
タクシー使っても500円ぐらいでナンディに行けるもんねぇ。
でもバスはこないしタダだっていってるし・・・どーする?
と相談した結果、係長も最初は難色を示したものの
私が何度も「ほんまにタダでえーんか?」を確認したことによって
このあやしい車に乗っていくことを決意。

(そういえばこっちで乗用車に乗るのって初めてだなぁ〜
 移動はバスばっかりでまだタクシー使ってないもんなぁ)
とちょっぴりウキウキしながら乗ってたら、なんと目の前からJTBバスが!!
(やられた・・・)
またもや顔を見合わせる私たち。でも、ま、いっか。
(あとで調べたらバスは10:10発だったようだ。
 私たちが10時と勘違いしてただけでした)

バスの車窓から見る景色とは一味違った乗用車からの眺めを楽しんでいると
運転手が「植物園に行ったか?」と聞いてきた。
「行ってない」と言うと“ガーデン・オブ・ザ・スリーピング・ジャイアント”という
植物園のパンフを手渡される。あ、これって初日に時間が無いから行くのを諦めたとこやん。
午後から予定が決まってなければそこに連れてってやるよ、という言葉に
「予定があるからいやん。」と断り続けるとけっこうあっさり引き下がった。
ふ〜ん、こうやってオッケーだったら連れてけるから、タダでナンディまで乗せてくれるんや。

10分ほどしてナンディに到着。
なんとJTBバスの発着所と同じ民芸店の前に停められた。
「ヴィナカ〜」(ありがとう)と、さっさと降りたところ
民芸店のおっちゃんと運転手が何やら話をしていたので
(ここでもマージンが・・・)と納得したのでありました。

Jack's民芸店というナンディで一番信用できる(らしい)ところで
しゃべりまくるインド人のねーやんにつかまる。
私の腕をつかみながら
「ジュースノム、スイカドウゾ、サービスネ、
 オミヤゲハヨクミテエランデネ。サイゴニマトメテカウ、ネビキスル、
 ビールハマエノスーパーガヤスイ、クウコウハタカイ、ネ?
 ユックリミル、オミセ2カイモアル、Tシャツヤスイネ、スルモアルヨ、
 ココナツセッケン、サトウ、マトメテカウ、ヤスイネ、
 ユックリミル、ヨクカンガエル、
 ワタシハナチャン、カウトキハナチャンヨブ、ネビキスル、ワカル?」
とまぁすごい勢いだった。

そして「ユックリミル」を連発するくせに私たちの後をずっとついて来ては
「オミヤゲカイシャ?トモダチ?コノTシャツヤスイ」
などとがんばって営業活動に励んでいた。
2階に行き、また1階に戻りいろいろ見ているとハナちゃんがやってきて
「スイカタベタ?」と係長に聞いていた。
係長は「食べた、食べた」とてきとーに返事をしたら
「アナタスイカタベテナイネ、タベル」と、しっかりチェックされている。
「ホテルでいっぱい食べた!」と何とか応戦している係長を後ろに感じながら
(うぷぷぷ)と笑いを堪えつつお土産物を熱心に探してるフリをする私であった。

ここで買った荷物を預かってもらい向かいのMHスーパーへ。
いつものように現地のお菓子(ジャンクフード)を買い漁る私。
いちいちウラを見てみるとNZ製が多いこと。
なんとかFIJI製にこだわりゲット。
ここのスーパーでは缶ビールが1本F$1.4、確かに安い。
係長は8本、私は2本とフィジー産スパークリングを赤白購入。
(F$7.95/本、安いですねぇ)
でもあとで空港で見てみたら12本パッケージになって
ビニール製のキャリーバック付きでF$19.95(F$1.66/本)だったので
たくさん買いたい人は空港でもまぁオッケーかな。
係長は「くっそ〜、キャリーバックがええやんけ〜!!」と憤慨していたので
最後にF$があまった私が購入させていただきました。重かった〜。

13:00 Chopsticks Restaurant(中華)

ナンディはけっこう中華料理屋が多かった。
(地球の歩き方に載ってるのが中華、多かっただけかな?)
ナンディで中華といえばココ、という店らしい。

でも、日本語メニューが無かった上にけっこう種類が多かったので
必死になって読むのに時間がかかってしまった。
(でも日本語メニューだと最初からぼったくる目的で
 値段を高く書いてる場合があるらしい)
オススメメニューは別紙で一枚、日本語で書いてあったのですが
値段が書かれていない・・・
一応お店の人にちょっとだけ値段を確認してから頼みました。

 (通常メニューより)
  カニ玉スープ       F$ 2.5
  ラーメン(小)      F$ 3.8
  ヤキソバ         F$ 6.8
 (オススメメニューより)
  麻婆豆腐         F$12.5
  エビシュウマイ      F$10.5   

  フィジービター(大瓶)  F$ 5.5

ビールの大瓶は初めて見たのでなんかうれしかった。
ラーメンは(小)のくせにこっちでいう普通のラーメンのボリューム。
麻婆豆腐も激盛り。
エビシュウマイは値段を確認せずに頼んでしまったのだが
なぜかというと地球の歩き方に「F$5でオススメ」と書いてたからなの。
でも12コも入ってて身がぷりぷりでめっちゃオイシカッタから許す!
他のものも本当に美味しかったのですが、なにせボリュームがすごすぎて・・・

ヤキソバが来てない時点で既に我々の腹は満腹。
「もう入らへんで」「ううむ・・・」
ところがヤキソバだけなかなか来ない。
「もしかしてオーダー聞き忘れて通ってないとか。」
「他の料理は同じタイミングで来たもんなぁ」
「ヤキソバなんて時間のかかるもんじゃないし」
と、だんだん自分達に都合のいい解釈ばかりしてしまうように。
でもホンキで来ない。
(ラッキーかも・・・)(そろそろ出ようか、ここまで待ってこなかったんだから)
と目を合わせたタイミングでやってくるんですねぇ、お約束通り。
「うっ・・・」これまたウマそう!でも激盛り。

フィジーは本当に気前のいい国です。
足りないかな?ぐらいのオーダーが全てにおいてよろしいかと存じます。

14:00 JTBバスでロイラル・デナラウに戻る。

15:00 ホテル前集合でデナラウマリーナへ。
      「ショット・オーバ・ジェット」

これはジェットスキーの大型版とでも言いましょうか・・・
12人乗りのボートで川をビュンビュン激走するもので
ニュージーランドから輸入した世界でもまだ他にはナイしろもの(らしい)。
とーぜんライフジャケットを来て乗ります。
この操縦者がおちゃめな方で、わざと柱にぶつかりそうになったり
橋にぶつけそうになったり、林に突っ込みそうになったり・・・サービス満点です。
そうしてこのにーやんが「いえ〜い」とばかりに右手を上に上げて大きくぐるぐるとまわすと
そこからボートを360度一回転するパフォーマンスをしてくれるのです。       
これがもう楽しいこと!!
(なんでも水深40センチあったらこの回転ができるそうです)
とーぜんはじっこの席の人は水飛沫でびしょびしょ。
でもマングローブ林を両脇に眺めながらの川下り(?)は
海ばかりの生活だった私にはとっても新鮮で、おまけにジェットコースター並のスリル。

川の奥にはフィジアンの村がありました。
そうして浅くなってしまうところまで行くと折り返し海に戻りまです。
川からデナラウマリーナに出て海の沖の方までボートを進め
「あそこがシェラトン、そっちが空港だよ」と
海から眺めるビチレブ島を説明してくれました。

乗る前にそれぞれのグループで写真を撮ってもらえます。
乗ってる様子も写真を撮ってくれます。
ジェットに乗って最初に「あそこでカメラマンが待機してるからその前まで行きます。
スピンするからそのとき一番いい顔してくださいね!」と言われ
チョーシに乗って「YEAH!」とやったはいいが、そのスピンというのが
最初の360度回転なのです。「うわぁ〜!!」
にーやんはみんなが悲鳴を上げるのを楽しみつつ川へと突入していきました。

この写真はジェットに乗り終わったときにすでに現像できてました。
最初に二人で撮ったものと、乗ってるときのが2枚の合計3ショット。
一枚F$12、二枚だとF$20でちゃんと台紙に張りつけてくれます。
私たちはうれしがってボートの一番前、操縦席の横を占領していたので
けっこういいショットにできあがってて結局二枚購入。

ホテルに戻ってホテルのプールで一休みしよう、と行ってみたら
パラソルが閉じられていて人が少なくなっている。
プールには誰も入っていない。
夕方でちょっと寒くなったからいなくなったのかなぁ・・・ラッキー、と
荷物をデッキチェアに置いて、いざ、プールへ!

ち、ちべたいいいい!!!
こらあかんわ、誰一人として入ってない理由が即座に分かってしまった。
でもせっかく二人占めできるし、プールに入りたいし・・・と
冷たさをガマンしておそるおそる入り、温度に慣れてきたのでようやく
まともに泳ぐことができました。きもちいい。
しばらく二人だけで機嫌よう遊んでたのですが
その姿を見たほかの方々もちょっとずつ寄ってきた。
外国人の親子連れが一組、小さい子供が泳ぐ練習をパピィに見てもらっている。
とっても微笑ましい。

18:00 メケ・ラウンジのhappy hour

今日も懲りずに来てしまった。
昨日より遅い時間に行ったのだが、真ん前のテーブルがあいている。
うれしがってそこに着席。

カクテルメニューにはそれぞれ何が入ってるかちゃんと書いてくれてるので
どれがウマそうかな・・・と見るのだが
どれもよさそうなのでなかなか決めかねる。
すると、ウエイトレスのねーやんが日本語メニューを持って来てくれた。
(英語メニューに苦戦してると思われたのかも)

今日のオーダー

係長「BILI BILI」   F$ 9.5 
   ホワイトラム・ガリアーノ・マンゴジュース・アプリコットブランデー
   パパイヤ・バナナクリーム
私 「DENARAU SPLASH」 F$10.5
   ミドリリキュール・ウオッカ・パイナップルジュース
   フレッシュパイナップル・レモンスカッシュ

今日もつきだしがついている。なんと昨日と違う。びっくり。
海老&チキン&ピーマンの串焼き、ミートパイ、さつまあげのようなモノ、+タルタルソース

ステージでは昨日のようにギター&歌と踊りが繰り広げられている。
なんとその前で飛び入り参加として金髪のカワイイ男のコ(5歳ぐらい)が踊り出した。
そうして、曲が終わってみんなが拍手するたびに
自分の踊りに向けられた拍手だと勘違い(?)して
右手を自分の胸の前に、左手を後ろに高く上げて紳士のようなお辞儀をするのです。
これがなかなかカワイイ!
その横では同じぐらいの年代の女の子が負けじとDancing!
最初は離れたところで踊っていた二人のおこちゃまだったが
男のコのほうが徐々にアプローチし始めた。

恥ずかしがって逃げる彼女を追いかける彼。
まぁ最終的には距離を近づけた状態で二人はそれぞれ気ままに踊りくるっていました。

19:00 ホテルからタクシーで夕食へ。

フィジーのタクシーはメーターがないので
乗車時にちゃんと値段を確認しなければいけない。
「どこどこにはいくらぐらいが相場、というのを事前にだれかに聞いて、
 それ以上を払う必要はありません」と前日にガイドさんが言ってたので
フロントのにーやんに「ホテルロージィまでいくらぐらい?」と聞いたのですが
「わからない」と言われてしまった。ううむ・・・
というワケでナンディまでがF$7、我々が行きたいホテルロージィあたりは
F$10ぐらいかなぁ・・・と地図を見ながら予測してみたところ
ホテルが呼んでくれたタクシーのにーやんは「ELEVEN」と。
ま、いっか、ということでタクシーに乗り込んだ。

本格派焼肉 Hong Alirang Restaurant(クイーンズロード沿い)

「2Fカラオケ」とか書いてある。お店にはいっても他の客がいない。
8人ぐらいの個室に通される。壁にはハングル文字でメニューが書いてある。
店内は明るいが、あやしい。ちょっと不安。
メニューをみると軒並み一皿F$20前後。うーん、高いんちゃう?
と思ったがそれぞれにいちいち“キムチ・ライス・味噌汁付き”となっている。
とりあえず上ロースと上タン&ビアを注文。
私はトイレに行くついでに店内探検へ。
20人ぐらい入る部屋が一つ、ここに日本人の中年夫婦が一組。
その奥には15人ぐらい入る座敷があった。
そうして狭そうな厨房。

部屋に戻りしばらくするとちょろちょろお客が入って来て
ほっとしてるところに料理がやってきた。
お肉もけっこう量があるなぁ〜と嬉しくなってるところに
大根キムチ、白菜キムチ、キュウリキムチ、唐辛子キムチ、
干し大根のあえもの、スティックポテト、人参・ワカメ・キュウリの酢の物、
ピロブナムの青物(ほうれん草みたいなやつだった)、スライスにんにく、しし唐、チシャ。
そうしてこのキムチたちはお代わり自由。
・・・キムチ付き、ってこんなに強烈やったんか・・・と仰天。
そうして細切りの白ねぎに唐辛子を少しまぶしたものを肉で巻いて
「ごま油+塩」のタレにつけて食べるのがこの店のやり方とか。
これがなんともまぁ「うまいっっっ!」

キムチも非常に辛くビールがすすむ。
冷麺(F$14.3)を追加、結局全部でF$62.3(約4100円)

ちなみに他のメニューで気になったのは
キムチチゲ(F$12.5)サシミビビンバ(F$13)ユッケ(F$25)
刺し身(大F$60・小F$40)ロブスター(MARKET PRICE)

帰りのタクシーを待つ間上を見上げると満天の星空。
まさに「降ってきそう」
明日も晴れだなぁ・・・とにんまり。

ホテルに戻り海辺を歩きながらちびカニを見つけ戯れる。
空を見上げて南十字星を発見。きれいだなぁ〜。

部屋に戻り昼間に購入したフィジーのスパークリングを開ける。
(SUMMER TIME FUN FILLED SPARKRING WINE)
・・・なんかウイスキーのソーダ割みたいな味??
酔っ払いになりつつ今回のフィジー旅行を振りかえる。
いろいろしたけれどけっこうゆっくり過ごせた旅だったねぇとしみじみ。

明日はとうとう帰国。

8/15(日)最終日

今日も朝っぱらから非常にいい天気!
帰るのがもったいないなぁ・・・

8:30 オーシャンテラス・モーニング

フィジーでの食事はこれが最後だなぁ・・・と
海を眺めつつ朝食。
すぐにチェックアウトするけれど大丈夫かなぁ・・・
と思いつつ伝票にサインを。

9:30 フロントにてチェックアウト

ここで利用した伝票を照らし合わせてみる。
やはり今朝の朝食分が反映されていない。
すぐにその旨伝えきちんと会計してもらう。

10:00 ホテル出発

ナンディ空港に向けバスは機嫌よう走る。
フィジーに到着したとき、マナに飛ぶとき、そうして今と空港へは3度目。
こうなるとなんだか懐かしく思えて来る。
出国税はF$20、とくに混んでいないのでスムーズに出国。
最後に残してあったキャッシュを使うために免税店へ。
ここはいつもどの空港でのよく見かけるあの「DFS」がない。
代わりに「Proud's免税店」というのがナンディ空港での最大手として存在していた。
あと「Tapoo」というお店もあり、こちらの一角にボンベイの1リットルサイズとか
SANYO製品コーナーがあったりして冷やかし客として十二分に楽しませてもらった。

12:20 NZ31 ナンディ発

またしても窓際の席をげっと!やった〜、これでキレイな海を見ながら帰れる!
しかし定刻を過ぎてもなかなか発進しない。
私は今回のフィジー記のための下書きメモを清書する作業に夢中で気付かなかったが
横で寝ていた係長の「まだ飛ばへん」という言葉で時計を見ると12:50.
なんとまぁどーしちゃったんやろ?
最後の最後にフィジータイムにつかまっちゃったようだ。
何やら点検のため離陸が遅れてますとかなんとかいう放送が流れ
結局13:15にやっとナンディを後にすることとなった。

天気が良かったので窓の下に広がる島々とブルーの海は最高に美しかった。
やはりリゾートへの飛行機は行きも帰りも昼間のフライトが
景色が楽しめていいものです。

14:00ランチ・タイム

出発が遅れて苛ついた人たちの気分を和ませるかのように
予定より早くランチがサービスされた。
今回はチキン or 海老カレーだったが迷わず二人とも海老カレーを。
やはり日本の「辛さ」というのとは違うものだったが妙においしかったです。
カレーにはビア!NZのDB NATURAL BEER(4%)ブルーの缶がキレイ。
サラダはBASILVIN DRESSING(Aus)が付いててうまかった。
コッペパンにアップルパイ(あまあま)。
さらにあまあまを求めた私はPRESTONS kiwifruits wineを。

17:20 機内のスクリーン&モニターに現状が表示される。

海抜 10700M  −44℃  トラック・ポナペ上空
時速 907km/h   ナンディより3516キロ  あと4時間45分

喉が渇いたのでビアをいただく。
日本人だからかアサヒの黒生を手渡されるが他のがいいとワガママをかます。
NZのSteinlagarに変更。にっこり。

17:30 アイスクリームサービス

20:30 ディナー・タイム

最後の機内食。パスタ or ビーフ
パスタは係長が。熱々のラザニアだった。インゲンなどが添えてあってめちゃうまい。
私のビーフはちょっと固かった・・・くそ、やられた。人参・ブロッコリー・いも付き。
サラダの代わりにスモークサーモンが出た。うれしい。でもパンがないのはさみしい。
そーしてお約束のようにミニざるそばが。つゆはmade in Auckland。
デザートはチョコケーキ。

22:00(日本時間19:00)  関空着  

着陸もスムーズ。なかなかいいウデのパイロットのようだ。

お盆の日曜日、出国もばたつくかと思ったがそうでもない。
まぁハワイやグアムに比べたら同じ飛行機に乗って到着する人数が違うもんね。 
スーツケースを手にさぁ、出るぞ、と最後のカウンターへ。
「荷物はこれだけですか」「申告するものは?」に
はいはいと答え、「酒・タバコはありませんか?」にも「はい」
ごろごろとスーツケースを押しながら外に出ると
係長に「ビールは酒やろう!」とツッコまれ・・・「あ」。
「へんにウソついてあとで見つかったらタイヘンやねんから」と叱られた。
そう、しっかり手に最後の免税店で買ったフィジーエキスポート12缶入りが
あったにもかかわらず私はコレをぜんぜん「酒」と認識してませんでした。

よく考えたら行きの関空で父用に買ったタバコと
フィジーのスパークリングもあったんだっけ・・・

反省。

そうして係長は尼崎行きのリムジンバスで、
私は伊丹空港行きのリムジンバスに乗り込みそれぞれの家路についたのでありました。

関空20:10発 → 伊丹空港21:05着 ″

雨が降っていてびっくりした。
タクシーはスゴイ行列だったがたまたま離れたところに停まっていた
1台をつかまえることができ(最後まで悪運の強いヤツ・・・)と苦笑。

21:25  自宅到着

家に帰ると両親がテレビのニュースを見ながら
「日本は水害の事故が多くてタイヘンだった」と興奮して話してくれた。
8日間テレビとは無縁の生活だったからなぁ・・・
(最後に見たのは関空の出発ゲートで放送していた
 「さんまのからくりTV」でした)

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長い間フィジー記にお付き合いいただきありがとうございました。
土曜日も出社(?)して何とか書き上げることができました。
これで私も心置きなく仕事に打ち込めます。

                1999年8月23日(月)

                       ばぶきち



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